くじら薬剤師は、おもに中小規模のレベルの薬局薬剤師さんと主に西日本で一緒に働かせていただいています。(派遣ではありません)
おそらくですが200人以上の薬剤師と一緒に働いたと思います。
地域によって様々なルール、特徴があるので慣れるのに薬局業務最初は一苦労。まずは薬局内の人間関係を定め、打ち解けてから業務をサポートします。薬局に慣れて、現場の雰囲気や力関係や状況、事務さんとのバランス関係をよくみて薬局で勤務することはとても大切ですよね。
郷に入っては郷に従え、まさに薬局で勤務する上では絶対必要条件。どんなに薬局薬剤師としての知識があっても協調性がなかったり、チームで連絡取り合いながら勤務できないと働けません。薬局は近年、1薬局の規模の拡大傾向にあり多人数で勤務する必要があるので「協調性」は重視傾向になりはじめました。「相手のニーズを定義し、それに応えて勤務する」これが最初の結論。勤務者側、患者側両方に通じる仕事の法則。
患者側からこの視点で何ができるのか考えることがポイント。信頼の秘訣は、自分の知識を駆使することではなく相手の求めることに答えること。これ一択です。
患者側が求めるニーズは何か考える時間が必要
薬局の患者が求めるニーズは多種多様。一概には言えませんが、薬局に通い慣れた人でなければ正直「求めるべきニーズがよくわからない」という意見もあります。
一定の層では、薬は対物的にしか捉えておらず、早くもらいたい、という層がいます。しかし「早く薬をもらいたい層」は意外とニーズを掘れば相談が多くなる傾向もあるので見極めて投薬したいところ。経験がものを言う患者層ですよね。
今回のブログでわかること3つ
- 薬局薬剤師として広く浅く知識・・の前に聴く力。それだけを育てる。
- 信頼を得るには共通の話題。共通?それは衣食住。
- 学びは習慣化させる。日々決まった時間で作業するコツを解説
薬局薬剤師として信頼を得る必要な能力を解説
薬局薬剤師として地域になくてなならない存在となる。これは厚生労働省が2012年前後から掲げている「かかりつけ薬剤師」の類義語。
地域にこの人がいなければ
患者側が薬局へ求めるニーズがない一定層の信頼を得る一つの方法は「相手の話を深掘りしていく、いわゆる相手の話を聞く」という能力が必要です。聞いていく能力はほとんどの人が弱い分野と言われています。
くじら薬剤師のブログでは一貫して記載していますが、「人間力」を鍛えるには絶対に落とせない能力があります。それが「聞く能力、聞く力」なんですね。
聞く力については、仕事だけでなく人生をよりよくする力をもっています。人間関係、家族、友人、恋人にも通用します。他人を関わっていく力は若ければ若い時ほど、人生の後半で花が咲くを言われていますので絶対に学んでおく能力のひとつ。
聞く能力、力は薬局業務だけでなく人生にも影響する
聞く力、というのは難しいものではありません。
本で学び、実行するだけ。
実行のしやすさの理由は、「毎日誰かと話せる」という環境にあるから。様々な書籍がありますが、LISTENの本がダントツでおすすめできます。
正直、くじら薬剤師にも思い当たる事があります。
聴くふり・・・思い当たることは多いはず。薬局の投薬の場で以下のようなことありませんか?
薬剤師:「血圧はどうですか?」
患者:「今日は血圧は上が135くらいから。いつもこんなもんですわ」
薬剤師「そうですか、では今日の薬はいつもの(略)」
患者深層(・・それだけ??)
あるあるネタで血圧の内服の投薬はロールプレイされる話。聴くふりは仕事でも、蔓延しています。オフのプライベート時間であれば尚更。
ほとんどの人が相手の話を聞いてないと言われています。ただし、逆の考え方をすれば人生が向上します。ほとんどの人が話をきいてないのであれば、聴けばいい。めちゃくちゃシンプルですよね。
そう、ほとんどの人がオフの日まで相手の話を傾聴できるか!と思います。ここを逆手に取るだけ。相手の話を聞くだけで他の人を違う人生が開けることは間違いありません。
聞く力をつけるメリット
- 相手の話に詳細に反応ができて相手の信頼を得る
- 信頼を得る=場の空気感を支配
- 支配=仕事能力の向上と信頼
- 支配=オフタイムの雰囲気の充実(対人関係の向上)
- 自分の感情が豊かになる
- 相手の話に反応する必要が出て脳のさまざまな場所が活性化
- 洞察や観察する能力がするどくなる
- 結果人間関係や雰囲気の向上で幸せになります。
聞く力系は数多の書籍がありますよね。くじら薬剤師も多種な本を読みました。聴く力系の本で注意したいのが、自分に合う合わないで判断するよりも広く情報を取得することが必要。色眼鏡で否定的に読むのではなく、現代の一定の科学と心理学を織り交ぜた情報を頭に蓄積していくことがコツ。
勉強は荷が重いですが、「聴く」については速攻で実践ができるので自分はとても面白いジャンル。だって読めば明日から実践できるんです。これは体験した人しか分かりません笑
聴く能力は、さまざまなセミナーでこの3年前後よく見るようになりましたが、注意したいことがあります。それは、相手に話しやすい環境を整えてあげること、これが聞く力だと言われています。
数種類の「聞く」についての情報を蓄積が人生には必要
でも正直、数ある書籍の中で一冊は選びにくい。
まずは・・最新の「聞く系」の学べる本でとっておきを紹介します。
それが、「LISTENー知性豊かがある人になれる」。ぜひとも読んで仕事とオフタイムで実践してみてくださいね。豊かになるし、相手への思いやりも深くなるでしょう。恋人、家族関係で悩む。仕事でうまく患者から信頼を得るのが難しい。
子育てで悩んでいる場合も非常にGOOD.解決の入り口は「聴くこと」の場合が多いですよ。オンもオフも両方使える能力。それが聞く能力なんですね。仕事にプライベートタイムに使える人生向上能力、あなたも絶対に試すべきです。
薬剤師や管理職の研修セミナーで、それぞれの能力にくじら薬剤師も圧倒されます。薬剤師さんも秀でた能力、知識の人が非常に多いんです。でも、もし聴く力が低い・・いわゆる「相手がどんどん話せる環境に場を作る能力」が低い場合、あまり知識も薬剤師能力も発揮できませんよね。
今ごろ聴く力なんて・・と思うことも多いですが、1秒でも知識として詰めておくのを推奨しています。一緒に人生向上計画頑張りましょう!
薬の知識は最低限で、旧来の話題のひとつ、「食」が結局注目
薬剤師として限られた時間で投薬を行いますよね。
開業医の方では旧来話題になっていて、今更何を・・的な話題ですが、相手の信頼を得て、再度来局を促す一番の技は何か知っていますか?
それは、「前来た時の話を網羅しながら今回も話す」
これって薬剤師の業務的に当たり前・・な薬局では当たり前かもしれませんね。個別指導で数年前から話題にされている「薬歴は経時的に遡れて(さかのぼれて)、前回の薬歴内容を加味しながら確認を行い、副作用を定例でチェックし患者治療の計画を立案する。」10年前の薬歴のような記載方法では現代の個別指導では100%1年分返戻間違いないんです。厳しいですよね。
薬剤師の薬歴記載を8秒で復習
- 服薬指導計画を中心に薬歴を記載
- 薬の副作用がないか・・定期で確認と医師へ報告
- 過去の薬歴の記載内容を、今回の薬歴へ網羅して記載
- 薬歴は時間的に遡れて、長期アセスメントできているのが非常に良い
- 特定1加算、麻薬換算、向加算、乳幼児、吸入薬指導、かかりつけ含めすべて時間的な流れがある薬歴がGOOD
さまざまな薬歴の良本がありますが、なかなか上記の薬歴記載ポイント最新については書けない(訳あり)ので、しっかり覚えて日々の業務の参考にしたいところ。
ハイリスク加算最新
ハイリスクの情報は、最近の指導内容の変化があったので最新を確認しておく必要があります。最新本で参考になる書籍を1つ紹介しておきますね。
話は本題にもどり、患者の関心と信頼を得る話題はなんだと思いますか。
結論から言うと、健康、自分のこと(人生)、自分の興味 を中心に切り込む必要があります。
正直なところ、相手が求めるニーズを自分で定義してすり合わせていくことが非常に大切。
マッハで薬を貰いたいのであれば合わせる必要がありますし、1つの近況話題を投げかけて終わりたい人、しっかりと話していきたい人、健康食品に詳しい人、サプリを試して見たい人。
これらの共通の対応は「否定せずに、合わせていくこと」
サプリを使用していても真っ向から知識で上から否定してくる人と、なぜ服用してるのか、どうやってそれを調べたのか、多少は効果があるのか、など「自分に興味をもって詳しく聞いてくれる人」とどちらが信頼を得るか毎回薬剤師の研修でこのネタを使って若手に判断させています。信頼をえて、患者さんにかなり話しかけられる薬局のパートさんや薬剤師をみてください。驚くほど相手の近況を尋ねていますよ。
薬局薬剤師として働いて、かかりつけでの質問、日々の突然の来局での相談。これらはすべて毎日の薬局業務での信頼を得てはじめて得られるものですよね。なかなか薬の知識だけでは難しい。だから広く知識を得ていく必要があるんです。
とはいえ、金融資産の運用などは投薬では相談しません。短時間でおおよそ興味が出やすいものを広く知識つけていけばいいでしょう。患者自身の質問を海解決する必要はなく、「相手の話にタイミングよく同調していくのが大切」です。ただこの行動はある程度の入り口の知識が必要なので毎日広い知識が必要です。
患者は10人くれば、10通りの質問があるのですべて網羅するのは無理。しかし、食べるという行為は共通の動作、そして健康ジャンルに焦点を当てると話題につきません。例えば、ですが最近はファスティング(断食)もかなり注目されています。食べるものについてある程度の知識があるが・・・食べる時間についてはどうでしょうか? 知識の深掘りをすることが重要だったりします。
さらに詳しく
食べる時間についての参考の一冊。これで学ぶ。→3か月で自然に痩せていく。意志力ゼロで体が変わる!3勤1休ダイエットプログラム>>詳細をみてみる
食べる時間に関しては、時間的栄養学というジャンルで話題にもなった範疇。参考にしたい範囲になります。
オートファジーは、くじら薬剤師も実際薬局で質問が数件あった記憶があります。まとめたら食べていい時間を8時間程度以内にする・・など難しくは聞こえますが正直かなり体重などの面でとても効果的。まだよくわかってないのであればこの動画でぶっちゃけ全部解決です。中田さんすごい。
この本は一度読んでみてください。自分にも直結ですよ。
半日の断食ですがしんどいのは最初の1週間前後くらいで、あとは意外と楽ちん。昼ごはんを外食してしまうとか自分の中でありえないことになってしまいました笑
例えばですが、14時以降に昼ごはんを食べるとしましょう。実際ランチタイムはお店は終わってます。薬局の休憩時間もそこから1時間はとれないです。軽いサラダやチキン、おにぎり程度で終わらせる・・そんな感じです。一番いいのは15時以降にサラダモリモリらしいのですがそこまでまだ自分にはできていない・・頑張りましょう!
時代に合わせた知識を網羅していきましょう。今日はここまでにして広く、浅く知識をつけていくのがこれからの薬局薬剤師としては大事です。
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増えてきた薬局薬剤師の人間関係。解決はできる?
暑くなってきましたね。うだるような気温。 保冷剤がオンシーズンなので保冷剤に興味ある方は 売り切れる前にGETしましょう! 薬局の人間関係の悪化が若干増えてきています。(くじら薬剤師の薬 ...
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