管理薬剤師が持つべき能力の一つに、情報の取捨選択がある。現在の薬局現場での情報の取得は多種多様になっている。
情報が毎日のようにMS,ホームページ、SNS、メーカー、MRから
毎日のように書籍、メールで届く。そのような中、自店の薬局の薬剤師のデスクを見て欲しい。
山積みになっている薬局が7割程度。個人薬局や本部運営が現場巡回していない薬局では9割の薬局の薬剤師デスクが乱雑だ、といわれている。(大手の場合薬局の整理整頓が見られている場合が多い)
管理薬剤師として、最新の情報が常々更新される中、いつか見るから・・
の書籍の山積みは、もうその考え方を改めたほうがいい。
半年見なかったら、ほぼ見ないと思ってまちがいない。
ご自身の薬局はどうだろうか?
古い情報誌も破棄して欲しい。いつか見なおすべき情報、は別でファイリング、またはPDFなどにしてデータ共有フォルダに入れこんでみて欲しい。5年前のDIなどが置いてあった薬局には驚愕した。だいたいそのような薬局は、だいたいが休憩室も乱雑、薬局内もあまり整理整頓されていない。また、シュレッダーすべき書類も乱雑に置かれ、日々の業務もあまり丁寧でない結果を招いている。また、忙しいから・・・と魔法の言葉、【忙しいから】を多様する管理薬剤師の店舗はほぼ乱雑で整理れていない薬局に該当する。
日々の業務の中に整理整頓が入っているのは他の技術専門職では旧来の事由であり、中途半端に、いわゆる【先生職】と言われる医療職であった為(しかしきちんとプロ、を貫いていた薬剤師も多いが)、そのあたりは注視されていなかったのが現実である。
本部運営薬剤師、管理薬剤師は本年の自店の運営店舗の目標を整理整頓、不必要な書類の破棄、にしてみてほしい。 本部、または経営者が驚くほどの、管理薬剤師や勤務薬剤師からの抵抗に合うだろう。 抵抗に合うもの概ね、現場薬剤師または管理薬剤師、本社などのコミニュケーション不足なのでそこは、一辺倒に現場を叱るのではなく今まで面談等をしていなかった経営中枢も大いに反省すべきなのは念頭におきたい。
一気に整理しろ、とトップダウンするのは薬剤師業界ではNG。論理的に。どの月は、どの場所を、どのように整理するのか(要写真)明確にし、定期的にチェックして欲しい。
もちろん、整理向上した店舗は何かしらの評価が必要になる。 このような内容は2016年にすべき内容ではないが、これが現実なのも、把握されたい。
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