自己投資。自己投資は普通の企業では一般的ですが専門分野が狭い薬剤師のような仕事の場合なかなか自己投資ができません。薬剤師の業界は自己投資金額が他職種に比べてかなり低い傾向にあります。薬剤師としての自己投資とは。それを考え、予定を組み、知識をブラッシュアップしていくのが現代の薬剤師業務では必要です。浪費と自己投資は異なります。投資が浪費にならぬように注意してこの時代を生き抜いていきましょう。年収に対していくらの研修費用、または自己研鑽費用をかけていく必要があるんでしょうか。周りの薬剤師は??年収に対していくらかけている?気になる方はぜひ読まれてください。
自己投資(薬剤師)はまずは書籍から
今回のくじら薬剤師ブログはこんな方におすすめ
- 薬剤師として自己投資とは何かについて考えたことがない方
- 薬剤師として勤務する上でおすすめ・売れ筋ランキングの書籍紹介
- パート派遣薬剤師だが、全く書籍等購入せず勤務されていた方へ
- 薬剤師として長く勤務するには自分の価値を上げるしかない
- 正直、薬剤師業務で書籍購入したことがないけど不安な方
- 自分の価値を上げる、とはと考えたことがない方
薬剤師の新人研修、パート薬剤師の知識ベースアップ。また、薬局薬剤師として知識研修として書籍購入は欠かせません。また、薬剤師として勤務する上の薬剤師研修書籍と流行グッズを今回はチェックしていきましょう。転職時、また薬剤師派遣として幅広く勤務される方も必読のおすすめ最新刊を紹介。薬剤師会の集合研修は時と場合により不本意な内容になった過去も、あるかもしれません。
もちろん、内容云々もあるかもしれませんが脳科学的に研修に対する構えが違う場合、全く記憶に残りません。自己資本による書籍購入の場合、頭に定着していく割合が無料の研修参加と全く異なります。このくじら薬剤師ブログでは積極的に自己投資としての書籍購入を推奨しています。薬剤師会や地域の研修も同時に行い、最近流行している論文査読ももちろん行いながら広い範囲での書籍購入による自己研修で将来の自分の薬剤師像を作る必要があります。
自分の価値と薬局時代背景
自己投資・・と考える以前に一旦考えないといけない時代背景があります。現在、対物業務がAI、ロボットに業種問わず置き換えられていく時代。この時代に薬剤師業務として自分が実務できる範囲で自己の能力や、価値を上げていく必要があります。現在の薬剤師業務は調剤報酬改定が大きく変化していく真っ只中。何も考えずにひたすら目の前の作業のみに没頭しているとあっという間に5年後、勤務できない、転職できない状況になる可能性があるでしょう。
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薬剤師業務は、薬としてのプロ。また、ある程度の病症も最低限の知識が必要。加えて対人業務スキル、そして今後は薬局業界のMAと再編。必然的に薬局内をまとめる、他人と協調し共同で働き、複数の業務もまとめていくスキルもある程度必要になってきます。薬剤師業務は対人業務へさらに加速。患者への対人スキルはもとより、薬局内の従業員同士でも人間関係を構築し、まとめていく力を求められていくでしょう。一匹オオカミで仕事はできる、といったスタイルは今後の薬局業務では必要ではないスタイルになるのです。自分へ投資していくのは人間関係としてのスキル投資も必要な場合があるでしょう。おすすめの書籍があります。
こんな方へおすすめ
・他人との基本距離の測り方の基礎を学びたい
・うまく薬局がまとまらない・・行動から学ぶ心理学
・会話で判断して構築する他人との距離
・簡単ではない人間関係を痛感している方へ。
・読みやすい本を探しているあなたへ。
自己投資はいくらかける?かけてない貴方は焦る??
自己研修費用。まとめてしまうとかなり広い意味になってしまいます。薬剤師として他人と情報交換。業務向上に伴う飲み会であった場合それは投資金額になるでしょう。しかし実際は概ね自己浪費という浪費になってしまっています。浪費なのか投資だったのかはシビアにしていくことがポイント。情報交換の飲み会であった場合、翌日に昨夜もらった情報から少なくとも何か3つ以上の小さくてもいいので自分アクションができればそれは投資に使ったと判断していいと言われています。投資と言えば投資信託や株に目が行きがち。
投資は簡単ではありませんがおすすめはしています。月々ある一定の範囲であってかつ5万円以下を少しずつETFや、VOO,VTI,VYMなど幅広く分散させているのでないのであれば、きちんとしたセミナーも同様にある意味投資の範囲であるので一回セミナーをされることをおすすめしています。投資に関して断然おすすめしていますのはお金と投資の学校を体験できるオンラインセミナー【投資の達人講座】がおすすめです。
自己投資はいくらに設定?
本題である自己への投資金額はいくらに設定すべきなのでしょうか。家族構成、年収ベース、職務で実は大きく隔たりがあるのが事実。おおむねざっくりですがご自身の年収の5−20%使用していくのが理想です。計算によっては自分が到達したい年収を計算し、その金額の10−20%を現段階から自己研鑽研修費用として使用するという計算もあります。しかしそれは他業種の場合であり薬剤師業務の場合多少ずれてしまいます。その大きな理由は、ほとんど自己研鑽費用を使用していない為になります。
研修費用って使っている?いない?
自分の給与から何かしらの研修に対して費用をご自身でかけているか自問してみてください。上記に当てはまる希望年収からの自己研鑽費用を捻出すると考えてみてください。例えば具体的で到達しやすい年収である、800万円と仮定しましょう。(これは副業合わせて、の数字であり単一勤務給与計算ではありません。)800万円は年収であって所得、いわゆる手取りではありません。研修費用を少なく見積もって5%としてください。800万円の年収の5%。40万円です。月にしたらいくらかけるべきでしょうか。40万円を12で割って約3万円になります。3万円。どうでしょうか?
ちなみに研修費用はなるべく月で使い切ることをアメリカや欧州では推奨されている企業があります。定期固定費で約3万円。これは5%の計算です。10%、いわゆる1割にすると6万円ほどになってしまいます。
では現在の年収換算から研修費用を捻出する
今の年収が例えば550万と仮定しましょう。ある一定の管理薬剤師の平均年収になります。550万円の年収から1割である55万円を研修費用に捻出。月にしますと12で割って約4万強になるでしょうご家庭がある場合、またお子さんの事情やそれぞれの特殊な状況があると思います。これでもまだ高いと考えるのであればご自身の年収の5%です。上記の年収だとすると約2−3万円の範囲になるのです。無理な範囲ではないのですがポイントは一つ。何度も言いますが未来に対する投資は使い切ること。この2ー3万円の範囲の研修自己費用は使い切るのです。全て書籍で使うのではなく、有効接待費で誰かと飲み会、ランチ会をして情報交換、研修費用(薬剤師会等)、月々の何かの教室(オンラインセミナー【投資の達人講座】やジム、ヨガであってもいい。
メモ
・年間の自己投資費用を算出し予算を書き出す。
・月々はいくら使えるか計算する。
・現在の年収の5%を自己研鑽、自己投資に使う。まずは使い切る。
・その中で書籍分はいくらか毎月出していく。
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メモ
2020年調剤報酬改定、さらには2022の調剤報酬改定にかけて薬局薬剤師の専門性が必要に。ある一定の自分の方針を決めていかないと将来薬局薬剤師で業務できなくなる??
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