2019年の春前~4月の転職の嵐が一旦沈静化してきた。
だがある程度はまだまだ案件が浮かんでは消えているので
小規模薬局運営の薬局では人手不足の状況は続いている。
昨今の調剤報酬改定および、先日発表された医療事務等における調剤行為のグレゾーンの
拡大における調剤業務と薬局業務内容の見直しは激流に飲まれいてる。
現場の小規模の管理薬剤師にとっては、残念だがそこまで体感できないかもしれないが、
大手~中規模の薬局グループは潤沢な(といってもある程度)資金における
インフラの整備拡充スピードが驚愕である。
調剤補助におけるロボット使用はかなり広がっている。
薬剤師一人(管理薬剤師地方平均年収550万程度)入れるよりは
、ロボットをいれて例えその費用が500万でも700万でも、
当然コストは長期で見ると、減価償却しながら
ペイできる為、少人数体制の薬剤師と
調剤補助複数名での体制へシフトしてきている。
少人数と言っても、外来を受け持つ薬剤師、在宅専門と施設を回る午前パートの
薬剤師と分業されている薬局も増えてきた。
ロボピックの導入も懐疑的だった企業もあるが今後の薬剤師としての
診療報酬である以下への時間を割くためにも
・服薬情報等提供料文章の作成
→これはときと場合により処方医への電話での疑義照会から、
重複相互作用等加算A算定している薬局も多い。しかし、手間であったと
しても文章で提出していく癖と、医院側の慣れを履行していく為にも
なるべく文章で提出すべき。
・重複相互作用等加算A算定
・在宅関係への時間考慮
・地域包括業務への時間割き
・場合によるが、アイドルタイムを作り、専門分野への第一歩
・現段階では不明瞭だが、継続的な薬学的観点からの服薬情報の把握
・かかりつけ薬剤師算定に伴う、服薬状況の把握と内容を文章で提出
→これに関してはすでに2018年から、チェック指導されている。
かかりつけ算定しているのにも関わらず、一連の薬歴の流れで残薬の確認や
服薬状況で、医師に一切の情報提供をしていない場合も指導されている例があるので
【かかりつけ算定したが、一切の情報提供等をしていない】場合は査定または
指導と過去例がある為十分に注意されたい。
薬歴が書けない、時間がかかる、については既に6年以上前の話題で
時代錯誤なのが現実問題。 今後は上記における薬剤師が算定できる
診療報酬について如何に時間を割いていくか、が重要になる。
全自動のロボピック導入には、集中率が低い薬局では導入が不安かもしれない。
しかし1400品目以下でかつ、面で受けて集中率が6割になっている薬局でも
十分利用価値が大きい。
1400品目以下の場合はおおよそ180品目程度が1軍クラス(よく出る)
払い出しの品目の可能性があるが、湯山のカセットのものでは42品目での販売
の為、3セット程度~購入の目安になるが、実際は1-2セットでの購入し
(医療事務や薬剤師も常駐している為)今後は4-6セットでの拡充も考慮に
いれた薬局スペースを考慮して部屋割りを作っていくのが理想。
企業によってはミニ型の自動分包機も導入して、払い出しPTPロボも入れる。
またODP監査システムも導入をする。今後の流れとしては妥当。
そもそも、今後はもしかしたら受付における作業もロボットでの
受け入れになる可能性があるが、これは受付け時における薬剤師による調剤確認(
GE、併用、残薬、手帳等の縛りがある為現状は黒色に近いグレー)がある為
現制度では普及しない。
しかし一方で小規模の過去の旧来の部屋割り作りできていた薬局にはどうにもスペースが皆無なのが実情で困窮されているが、時代に即した薬局を一度構築するのが
国の現在の目標の為、戦々恐々と人手に頼る作業を小規模の薬局ではしないといけない。
大手や中規模の薬局と同じ作業をしていても先細りしていくのは明確。
では何をしていかないといけないか、それは脱保険業務におけるヒト的薬局の作成。
そう、ロボと大手にはできない作業を小規模の薬局では構築していく必要がある。
それはまた次回以降のブログ記事で記入。
今日はここまで。次回は続き。