ナノパスニードルⅡでおなじみのテルモより
カテーテル関連品を精算する為に、300億円の投資金額が発表されました。
スケジューとして、2018年6月着工、2019年10月竣工、2021年4月稼働。
テルモは薬局業界では、
ナノパスニードルや、医療機器のイメージが非常に
強いものではありますが実際はグローバル戦略でカテーテル市場に投入しています。
中でもナノパスニードルは類型15億本以上の売り上げをしめていますが
実際の売り上げ高の40%は、カテーテルで売上げをあげていますのがテルモ。
また国内でのカテーテルは6割、注射器注射針は6割、
そして輸液ポンプに至っては7割の圧倒的シェアを持っています。
日本では、富士宮、甲府、山口の3施設をもってアジアの決定的な
工場生産センターとしていく予定で非常に期待を持てる会社でしょう。
2016年には大きな動きがあり、
脳動脈瘤用塞栓関連を開発する米国Sequent Medical社を買収
し、世界的な脳血管内治療領域分野の拡充を目指しています。
CSRとしての活動も広く行なっているのも特徴。
テルモは、富士宮・愛鷹・甲府の各工場において、
富士山麓から湧き出る地下水を利用し、
医療機器や医薬品などを生産しています。
その地下水の源となる自然林の再生と
生物多様性の保全につながる植林などを通して
自ら環境問題を考えることを目的に活動を行っています。また2011年からは、静岡県・森林所有者・テルモの三者で
「しずおか未来の森サポーター協定」(※)を締結し、
郷土樹種の植林や森林整備を実施しています。
また、健康経営銘柄、ホワイト500にも選出され、社内整備、人事活動にも
注力しており健全な経営、運営スタイルで勉強になる企業です。
また、
予防・早期発見・早期治療の観点から検診機会の提供や費用補助、健康管理を啓発するセミナーやイベントの開催、個別の社員を対象とする健康管理指導などを行っています。
ありとあらゆる地域活動、CSR,保全、運営を行なって好印象ですね。
山口にテルモカテーテル関連の生産工場を竣工するという事ですが
日本の医療会社、いやグローバルにすすむテルモを
ぜひとも応援したいところになります。
薬局業界ではあまり浸透していませんが、
非常に期待したい、医療を担う会社がテルモになります。
今日は閑話。
薬剤師の98%が知らない薬局運営術 薬剤師 ブログでした。