このブログの日時段階ですが
九州地方でさらに1件モバイルファーマシーの誕生になりました。
モバイルファーマシーとは?
薬局機能を搭載した機動力災害対策医薬品供給車両。
ポータブル発電機、ディープサイクルバッテリー、ソーラー発電機、水タンク等を搭載
しており、電力や水の途絶えた被災地でも自立的に調剤作業と医薬品の交付が行えます。
キャンピングカーを改造した車両で普通免許で容易に運転できます。
車両によっては、自動分包機等を搭載の車両もあります。
九州地方ではこの時点で3件目の導入になるうようです。
震災、豪雨災害も起きていましたので導入に伴った実例が既にあるので
今後は全国的に重要視されるでしょう。
震災時には、薬剤師や医薬品は時間差で登場しますが、ハード面等で苦慮する場合が多く、今後の震災時での調剤部屋として期待が持ています。
今回導入のモバイルファーマシーを導入しています大分県薬剤師会、和歌山、宮城は以下のような設備導入をされているようです。
・電子天秤
・自動分割分包機(ユヤマReno-S、21包)、
・錠剤棚(湯山製作所、300~500品目収納)、
・引き出し付き台カウンタ、電気冷蔵庫
・水剤調剤用シンク等の調剤に必要な機器、電源設備、
・各種タンク:清水タンク(20ℓ)、給水タンク(64ℓ)、排水タンク(70ℓ)
・地デジや衛星放送受信設備、デジタル簡易無線機等
いっぽうで、岐阜では、昨今の在宅医療関連を意識して
無菌調剤であるクリーンベンチが導入されている地域もありますので
今後の活躍が気になります。
事務側もPCを置くスペース等きちんと配慮されており機能的に使えそうですね
気になる投薬の場合ですが、車内で調剤して
サイドオーニグでヒサシを作り、そこで投薬の場になります。
今後は地方自治体に、費用要請で各薬剤師会が導入することになるでしょう。
実働例も増えてきたので、ぜひ全国導入してもらいたいと思います。