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薬剤師はフォーミュラリーは知っておくべき

フォーミュラリーは意外と薬剤師が知らない言葉。
厚生労働省も含め、 骨太方針にも盛り込まれており、
一言で言えば、医療費削減におけるインフラの整備です。

一部では大手の調剤薬局チェーンも含め、地域によって
重要な課題として現在トライアンドエラーを行っているようです。

さて言葉の定義を見てみましょう。

フォーミュラリー(Formulary)

「疾患の診断、予防、治療や健康増進に対して、(略)
臨床的な判断を表すために必要な、継続的にアップデート
される医薬品のリストと関連情報」

門前の医院ではそこまで採用薬医薬品で困ることはないでしょうが、
基幹病院では、採用医薬品の院外処方箋で、

【なんでこのジェネリック医薬品の銘柄名指定採用なんだ】

と思った方は少なくないハズです。
メーカーや同等性も一昔前はしっかり稟議委員会等で考慮されていましたが
現在、委託製造や同等性もある製剤等、しっかりとしたGEが出てきていますので
そこまで考慮されず、採用薬の決定とそして、GEであるかどうかは重要視していない
基幹病院も多々あり、いまだに先発医薬品名が乱発されている状況になります。

結局、採用したらどうなるのか?

と言う流れですが、

・処方元は、ガイドライン等から、標準治療ができる
⇒つまるところ、机上論では、ガイドライン沿いの標準治療で余計な薬物療法がない

・選択医薬品の選出での医療費削減、経営改善

・GE医薬品の拡大と医療費削減

・MR接待による採用医薬品の不定期増減の削減

となっていますが、 主には、医療費削減である、ジェネリック医薬品の一段階飛躍的な
促進を狙い、 むだな治療(長引くPPI処方、8Wを越えた投与、漠然と投与している
ビタミン剤等)を調整します。

非常に分かりやすい定義の引用が、

医療機関において、患者に対する最も有効で経済的な医薬品
の使用方針

無駄かどうかは医師が判断するわけですが、海外では取り入られておる手法で
日本が三段階程度遅れている、と言われていますが地域によっては孤軍奮闘で
事例を作成してる真っ最中で応援すべき内容になるのでフォーミュラリーが
地域であれば、参加すべきです。

ARBの例をとって、(ARBをCa拮抗薬へ変更等の入院率の差等)厚生労働省がガイドラインを導入しようと動きがある一方で、過去の議題では医師会としてこのような発言もあります。

 

「降圧薬はそれぞれの特徴があり現場の医師の裁量で選択していることをご理解いただきたい」

ARBへの言及でも「一時ARBにポジティブな情報提供がなされて、血糖値や脳梗塞、心筋梗塞によいということで、複数の薬剤をARBを単剤である1剤の処方に変えていたことがあった」と述べ、

製薬企業のMRによる情報提供が処方に影響を与えている実態も口にした。

MRによる情報提供が処方に影響がある実態、というのもなかなか
オツな言い方ですね。 ARBが悪いというような一部の切り取りの報道もどうかと思いますが、総じた1例ですのでそこは考慮すべきかと同調します。
(同様な時期にディオバン問題が発生していた背景がある)

※健保会の調査結果で、
高血圧以外の傷病名の無記載におけるレセプトで、
降圧剤1剤のみが処方されている場合、
ARBの処方率は約4割、金額ベースでは約6割を占めていた背景があった為、言及例になった。

選択のフォーミュラリーをチェックしてみましょう。

選択医薬品の調剤については薬局がある程度イニシアチブがある為、
地域医療での医療費削減等を考慮すると面分業している薬局がコアになります。
その為、今後の地域包括的な治療では、 このフォーミュラリーという考えが
地域医療でのワードになると言われています。
いわゆる一般的なガイドラインのようなものになるわけですが
在宅での処方提案、地域医療での処方提案でも、この
フォーミュラリー、での基礎薬品があれば、今後の薬剤師として提案、および
服薬情報等提供算定に関しても力添えになるでしょう。

ある地域の機関病院ではすでに、

フォーミュラリーを公開してる地域もあり、徐徐にですが段階的に進んでいる状況になります。

ただし、すべての疾患にある訳ではなく、一部の症例と明らかな傷病名のみですので
そこはしっかり憶えておかなければいけません。

ぜひ、ご自身の地域のこの政策、チェックしておいてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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