富士フィルムファーマの2019年3月末での会社解散の内容は薬剤師業界では
そこまで激震ではないかもしれませんが
業界的には驚愕の出来事でした。
富士フィルムファーマ製品の製造販売承認の承継・販売移管について
(1)ジェネリック医薬品について
2018年10月から2019年3月までの間に、
東邦ホールディングスグループの医薬品製造販売事業会社である
共創未来ファーマに製造販売承認の承継あるいは販売移管を順次行う。⑵グルコバイ®錠、グルコバイ®OD錠、シプロキサン®注、アベロックス®錠については、2018年9月30日をもって当社は販売を終了し、2018年10月1日よりバイエル薬品が販売を行う。
ということで流通に関しては問題ないでしょう。
2016年には、インスリングラルギンFFPの発表もあり、
会社のクリーンなイメージもあって勢いよく出ていましたが
ジェネリック会社の台頭と薬価、薬価改訂における採算が難しかったのでしょう。
約140人いたMRも会社都合で退職を余儀なくされ、
ただでさえ厳しい中途のMR業界ではかなり逼迫した問題になりました。
ジェネリックは、実際は販売委託、や製造が、他者のOEMのような
製剤もあります。
また、社会的責任で、採算が取りにくいが
生産を続けている製剤もあります。(ファモチジンなど)
今後もジェネリック業界は統合とメーカー変更、
販売移管が進むでしょう。
このようなジェネリック会社がこんなに多岐に
渡っているのは主要先進国で日本だけ、と言われています。
困った問題ですね。