2019年の夏終盤から、秋にかけての転職の流れが多少落ち着いてきた。
過去の薬剤師ブログ転職編にも、かなり記入してきたが
ここ数年、3−4年で薬剤師転職の流れが変わってきた、
もちろん採用側大手も、中途から教育、方向修正でき、年収もある程度抑えられる
新卒になってきてきているのは間違いない。
薬剤師転職に関する過去記事一覧はこちら。
薬剤師転職の流れは毎年変化。
旧来行われていた、履歴書だけでの提出では転職は、なかなか
難しい。良い薬局転職先を探す。その為のウラ情報記事。
上記にまとめて内容は記入してはいるが、転職条件での、薬剤師転職側と、雇用主側のミスマッチングがかなり増えてきている、まるで最近流行りの マッチングアプリと同様な内容。
薬剤師転職者側として、***が嫌でやめます、**というのが耐えれずに(ハラスメント的なものは割愛する)退職する、という内容で、あなた自身がその内容を第三者で聞いて、共感はできるがもう少しなんとかならなかったのか、利己的と感じる内容であれば採用転職はうまく行かない。 今は雇用側もある程度薬剤師は不足はしているがマイナス転職内容からの転職受け入れは避けているのが実際。
薬剤師は、能動的な作業をするのが大事
昨今の調剤報酬改定から見て取れるように、現段階での薬剤師は様々な診療報酬の算定、在宅、かかりつけ、重複投薬相互作用等加算、トレーシングレポート、対外活動、地域包括活動、施設での講演など能動的な仕事が可能になった。 その作業内容で
営業利益として薬局の利益が生まれ、給与がペイできる為、雇用側としても、
言葉は悪いが、薬としてのプロフェッショナル活動は当たり前の前提で、これら診療報酬算定、いわゆる、調剤報酬改定の内容における作業を履行できるか、がかなり重要なポイントになっているのだ。
これらの算定活動、トレーシングレポ提出に関しては、アピールするだけでかなり印象が違うので転職時における算定関連の内容は必須の企業もある。 過去の職務経歴で、いくら忙しそうな店舗を経験しようが、複数診療科目で捌いていたか、などはベースラインにしかならないのでよく考えて現段階での薬局運営、算定、ヒヤリハット報告、プレアボイド報告をした方が良い。
薬剤師の職場である薬局は働きやすいのか
今回の薬剤師ブログの本題に戻り、
題名通り、薬剤師はプロフェッショナルな作業だが働きやすさも必要、に戻ろう。
薬剤師は専門職化どうか??その内容は当然皆YESだと思う。
専門職、とりわけ医療に関する分野におけるサラリーマン医療職種の職場環境の良質なアップデートをしている企業は中小クラスの薬局レベルではほとんど行われていない。
専門分野での活動、で昨今の話題となっているのが来季以降に見込まれいてる、
専門的分野等資格所持の薬剤師または薬局である、先日の11月頭に以下の専門的薬剤師の資格について、日本医療薬学会という組織が将来を睨み、大筋の道が決定発表した。
その名も、地域薬学ケア専門薬剤師。
改正医薬品医療機器等法における、地域における専門的分野を所持する専門薬局の分別の流れである。 患者のための薬局ビジョンから数年、薬局は機能分化に進んでいるのだ。題目としては、現段階で判明しているのは、地域薬学ケア専門薬剤師の 一例として がん 領域が列挙された。
算定要件を満たすには、以下全てを満たす必要があるとのことだ。
・5年間の研修
この研修についてまだ本HPがまだ明記してはいないので不明点が多いが、
これは薬局の認定制度。もし暫定的に資格が認めて提出した場合、同学会が(この日本医療薬学会限定なので本HPを参考にされたい)認めた連携施設での研修を受ける必要がある。それも、連携提携施設病院等での、研修参加、カンファまたはそれに準じる会の参加。町薬局にとっては非常にきつい内容である。
また、新規認定における動きでは、勤務する薬局で研修も可能としたが、同学会が定めた基準を満たした薬剤師がいる薬局に限定されているので今後はこの薬局は研修として
対外的に費用を請求しながら研修講師をするのかもしれない。果たして外部を受け入れれるのか、 問題は山積みだろう。
・癌領域に関する学会発表2回もしくは癌領域の論文1報(筆頭)
・地域薬学ケアに関する50症例+癌に関する20症例
・同学会の入会、 研究歴の提示
・学会等の参加単位を50単位以上
どの専門分野も街のかかりつけ薬局にとってはとても困難に感じるだろう、
その場合は、専門分野領域の薬局ではなく、地域連携薬局への道を進むように
厚生労働省が明示している。上記は日本医療薬学会が提示する、専門資格認定薬剤師の内容であるので他の機関もまだ探せばあるが依然としてハードルはかなり高い。
論文発表はもとより、定例的な症例発表は非常にきついし内容も伴いにくい。
日頃多忙な薬局業務では他の従業員の協力も必要だ。なんとか症例発表件数だけでも
下げて欲しいところだとは思う。
薬剤師の昇給は、モチベUPに正しいのか
医療職の職場環境の話に目を戻す。薬局は、驚くほど
職場環境や改善、待遇改善や福利厚生の待遇改善等を求める前に、薬剤師は
退職をし続け、その時自分の生活環境に合わせた薬局を選び転職生活をしてしまう背景と、運営部のトップが現場薬剤師で多忙、また薬剤師会への参画で多忙を極め自身の薬局について待遇、という言葉について目を向けていない為になる。
また、経営側も他の経営者の情報を参考に企業運営改善をするのが通例なのだが、
薬局という特殊な業界のため、他の中小企業は利益体質になっている場合でも
税金における対策から、薬剤師医療事務の従業員の待遇改善からの税金対策、
福利厚生の上昇を行わず、利益の内部保留とコツコツと多量の税金を支払っている。
ただここで注意したいのは給与上昇だけが待遇向上だけでは無いので
むやみやたらに、昇給!昇給!としない方が良い。ある程度の給与ベースまでは
昇給でのUPは同意するがある程度からの昇給を狙うより、違う方面に尽力した方がいい面もある。
もし月に、一万円の昇給があると年額12万円の昇給があったとしよう。
この中には、所得税が含まれてくる。さらに、市民税も発生している。
所得税単独で5−7%かかり、市民税も込みで考慮すると変動はあるが20パーセント弱の税金がかかってくる。そして、社会保険料だ。税金という名前出ないので
右肩あがりであげている、天引き制度のトップ君臨のもの。
給与所得ではなく、支払い総収入に社会保険料はかけられる。その割合は2割弱。
前後するが、この月額1万円の昇給で、年額12万、つまり12万円の生活費UPは
できない。 しっかりと税金、社会保険料を天引きピンハネされて自分の財布に
到達してくるのだ。 では中小規模の薬局ではどうしていくのか、それはまた次回。
薬剤師として薬局へ転職したい、したいが方法がわからない、
自己アピールがわからない、給与交渉を任せたい、
このエリアで、ワークライフを守って就職してみたい、
そのような相談も受け付けています。気軽に、問い合わせ欄からお問い合わせされてください。区間で1−2名内のみの受付なのでルーズには対応致しません。
また、薬局企業を立て直したい、従業員教育について目をむけたい、
うまく組織化して、生き残る薬局を目指したい、そんな経営を目指したいが何をすればいいかわからない、そんな相談があれば、気軽に、問い合わせから連絡をされてください、力になります。
また、研修についてプランニングしていきたい、ぜひ一緒に考えましょう。
薬剤師評価制度についても相談、面談を受けていますが時期により一社のみの対応にしています。(力を入れるため) ご相談はお早めに。
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薬剤師の98%が知らない薬局運営術
薬剤師ブログ著者