薬剤師薬歴の動向と復習2020 その2の続きのその3バージョンになります。薬局薬剤師ポイント網羅薬歴基礎その1その2に関しては以下の内容を先に読まれてください。昨今の薬歴は過去のSOAPだけでは不可です。むしろSOAPでなくてもいい、その理由がこのブログで書いておりますので過去の内容もぜひ読まれてください。何度も言いますがこのブログ主題の主旨は、効率的であって薬学的等の詳細薬歴ではないのを念頭にお願いします。
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薬剤師薬歴の動向と復習2020 その1(1/3)
薬剤師の98%が知らない薬局運営術著者の、くじら薬剤師です。昨今の調剤報酬改定2020、410対応、郵送業務でかなり多忙疲弊されてると思います。しかしそのような混沌とした業務の最中でも薬剤師の薬歴は日 ...
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薬剤師薬歴の動向と復習2020 その2(2/3)
薬剤師薬歴の動向と復習2020 その1の続きのその2 バージョンになります。前回までは服薬指導計画について、またSOAP形式について記載しました。今回は主題であった薬剤師薬歴の動向と復習2020の冒頭 ...
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効率薬歴をインフラ(新規薬歴ソフト導入)に頼らず記入をしていく場合、お勧めするくじら薬剤師による薬剤師ブログです。薬歴に関しては内容は浅くとも現段階の流行は個別医薬品の副作用を明確に確認しているか、残薬はあるのかないのか、ジェネリックへの名言、ポリファーマシーの対策と考察、さらには相互作用はない、ないのであればその明記が最低ライン。Sに詳しく内容を記載しても上記のポイント抑えていないとなかなか薬歴指導での満点指導は得られないのです。
注意ポイント
・副作用なしや、相互作用問題なしでは不可。具体的にどの医薬品の何の副作用がないかの明記が必要。
・残薬なし が続く薬歴・・・。本当??
薬歴と投薬業務は別作業。投薬はコミュニケーションスキル。日本の薬剤師業界は投薬や鑑査業務等の時間に重きを置いているのになぜかコミュケーションスキルは新卒薬剤師以外はほぼ皆無。さらに心理学対人スキルにおける薬剤師の研修は皆無という状況。かかりつけ薬剤師が重要視(現時点ではですが。)されている中、一切対人関係のスキルを学ばずに過去の自分の投薬スキル経験のみで対応して行くのはいささか早計ではないでしょうか。
メモ
対人スキルもこの数年、各薬局で見直されています。
メモ
この書籍は相手の気分や伝わり方、分かっているようで分かっていない内容を網羅してくれています。基礎コミニュケーションは理解できている、と言われても実際の研修ではほとんどの方ができていないと言われています。分かったつもり。それを改善する為にも一度読了して投薬業務に生かしてみてください。
過去の薬歴指導を復習
薬歴指導
・患者の体質 は定期で記載しましょう。アレルギーなしよりも、花粉症なし、食事アレルギーなしの表記が大事
・ 副作用歴
副作用なしよりも、過去抗生剤一切アレルギーなし、解熱鎮痛剤での喘息過去なし等の具体的な表記が必要。
・疾患に関する情報 既往歴 : 糖尿の併用があるのに糖尿病の表記がないと不可。 他科受診において加療中の疾患に関するもの
・ 併用薬(要指導医薬品、一般用医薬品、医薬部外品及び健康食品を含む。) 等の状況
OTC服用に関してはないのであればないを定期的に明記されてください。
・ 服薬状況(残薬の状況を含む。): 残薬なし、が続く。しかし受診間隔が空いている。または間隔が近い。本当に残薬ない??6
・服薬中の体調の変化(副作用が疑われる症状など)
高Kの具体的な自覚疾患の確認。低血糖はどんな症状を確認したのか。それぞれ毎回びっしり書かなくていいのである程度的を絞り記載するようにしましょう。
薬歴はいかに効率的に記載するか。
薬歴記載に関しては地域の個別指導やそれぞれの経験値、また薬局規模で全く異なります。一部上場企業に関しては責任問題に関しての遵守事項があまりに多い為薬歴のルールは膨大。そんな中、いかに効率的にそして短時間で記載していくかを今回のその3の内容でまとめます。薬学的判断からの詳細な記載、高度薬学的管理記載における薬歴とはまた別の内容になりますのでご注意されてください。過去の薬歴指導内容からまとめてみましょう。
薬歴スピード記載メモ
・服薬指導計画は必ず記載する。毎回内容は変更する必要はない
・前回の(または過去の)薬歴内容を基本ベースに、今回の内容を記載しているかが肝。
・SOAPでダラダラ記載しなくて良い
・Sの欄が充実していても薬学的でなく、副作用の確認もなく、残の確認もない内容であれば指導を乗り越えられない
・トップからいきなり医薬品の副作用確認を記載して行っても良い。
・ハイリスクの確認も主なのは副作用確認と相互作用。それをトップから記載してもよい。ただしハイリスクも過去の指導を必ず組むこと
・あくまで記載は体系的に。薬学的に。副作用確認を。そして具体的な副作用確認を。
・投薬で副作用確認ばかりしていたら服薬拒否につながるので注意する
・残薬確認は詳細に。
・食前服用と食後服用が混在している場合どのように飲み忘れ工夫していないかが必要
・飲み忘れなし 残なしは 本当?? 本当ですか????
注意
副作用確認は、 副作用なし、ではない。具体的な何が、が大事。
副作用に対しては、一番イージーなのは薬歴システムから閲覧できる添付文書に記載されている高頻度に起きる確率のあるものを確認して記載しましょう。本来であれば臨床から推論していき総合的な考え方が必要になります。その場合は自己投資できちんと書籍購入して将来の自分薬剤師が勤務できるように投資していきましょう。
おすすめ副作用確認書籍3選
読書に対してあまり効果的でないと思われる方は以下を参考にされてください。くじら薬剤師も読書について、勉強したことはこの本に出会うまではありませんでした。以下の内容が再発見できます。見出しから推論していく・・(自分の脳で一旦考えてみないと記憶に定着しません。)。しおりの代わりに自分でメモする適度な大きさのメモを挟むなど。記憶量が段違いです。一度読まれてから読書研修の道に入ることを強く勧めています。
薬剤師として薬局へ転職したい、したいが方法がわからない、自己アピールがわからない、給与交渉を任せたい、このエリアで、ワークライフを守って就職してみたい、そのような相談も受け付けています。気軽に、問い合わせ欄からお問い合わせされてください。区間で1−2名内のみの受付なのでルーズには対応致しません。
また、薬局企業を立て直したい、従業員教育について目をむけたい、うまく組織化して、生き残る薬局を目指したい、そんな経営を目指したいが何をすればいいかわからない、そんな相談があれば、気軽に、問い合わせから連絡をされてください、力になります。
また、研修についてプランニングしていきたい、ぜひ一緒に考えましょう。薬剤師評価制度についても相談、面談を受けていますが時期により一社のみの対応にしています。(力を入れるため) ご相談はお早めに。
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