薬剤師業界情報

電子薬歴導入したのに、薬歴を書けない、書かない薬剤師がいる職場へ。

電子薬歴導入したのに、薬歴を書けない、書かない薬剤師がいる職場へ。薬局薬剤師による薬歴の記入の方法は10人いれば10通りになっています。しかし、過去の業務履歴により大手調剤グループでの勤務経験がある方はある程度のルール、いわゆる個別指導対策の薬歴記載能力に秀でている方が多く見受けられます。これも一部の面では正解。薬歴は次の服薬指導や一連の薬学管理を行う誰が見ても一元的に把握でき、治療計画を立てれるツールです。 Sの欄に「変わりないよ」 「変化ないです」「体調いいです」など記入していませんか? 今の薬歴はSOAPで記載しなくてもいいんです。トップから副作用についての確認、各医薬品における特徴ある副作用の確認、および残薬や体調変化(これに関しては何があり何が問題ないのか詳細に記載)、そして体系的に過去の薬歴内容を盛り込みつつ記載するのがトレンドなんです。

 

 

薬剤師をしていく上で、悩ましいことは多岐に渡ります。
在庫発注金額、 不動在庫の処分、 廃棄金額、 重たい処方箋の処理、 クレーム処理、 薬歴管理、 予製 。
しかも薬歴管理に関しては2016年どころかここ数年は異常な厳しさを見せる指導。
薬歴管理を、ここ数年の調剤報酬改定、個別指導に即してうまく運営する、ということはどういう意味でしょうか??
薬剤師業務は、現在渦中にいるかもしれません。
対物業務からの対人業務。薬歴が重きを置いていた業務(一概には言えませんが。)からの変化。
また、Do薬歴はダメと、数年前は記事になるほどの異常事態。
(近年そんなレベルでは、問題外)

そして、常套句である

【忙しくてそんな時間はない!!】

そこそもDo薬歴にあたっては、今までの薬歴事態が異常なだけであって、
きちんとした法令に照らし合わせていた薬局運営、薬剤師であれば滅多にそのような事はしていませんでした。
数年前に話題になった、Do薬歴。それを禁止? じゃあなんてかけばいいのよ!
と声を大にして言う薬剤師ほど、Doではない薬歴のチェックした場合、
概ねその薬歴は現在の最新の個別指導や薬歴管理に関し重きを置き確認すると、
ほぼ0点の薬歴を書いています。

もはや、薬歴記入に対してストレスを感じていても、時は既に遅い、遅すぎます。
今までは紙薬歴という非常に手間、管理も手間、な面があって
、国の指導からはややルーズに、そして寛容的に見られていましたが近年はそうは行きません。
電子薬歴という強いハードがある以上、うまく使用し下記のポイントをうまく
中心に展開してください。

・効率的に無駄なく (一番重要)
・既に指導対象となっているPMDAからのDSU情報の確認の記入
・ハイリスク薬剤の定型分の作成、状況に応じた内容の羅列
・併用薬剤、CYP考慮
・同系薬剤からの処方提案
・検査値処方箋は、検査値入力欄への記入(これは賛否両論があるが)

等、 非常にうまく使っていくべきです。
薬歴記入という作業は、ほぼ全ての薬剤師が極めて高いストレスにさらされています。
電子薬歴のすべての機能を使うべきではありません。
投薬は交互で、など全国的に暗黙のルールなどもある状態。

いかに薬剤師にとって、薬歴がひどくストレスにさらされているかわかるかと容易に想像できる。
個別指導対象になれば、 ルーズに薬歴を記入していた企業はほぼ徹夜。

電子薬歴になっている昨今、その作業を 無駄なく、
スピーディーに、そして薬歴未記載問題など起こさない為に一度、
以下の方針をご自身の薬局で舵をきることが非常に重要です。

これより以下はNOTEで提供しています。

NOTEでつづきを読む(企業によっては研修内容です)

薬歴管理、かけない人、かかない薬剤師がいる秘訣運営ブログのつづきはこちら

まとめ
・ なぜ薬歴を見直すかメンバーに伝える
・ 薬歴見直し隊を 選出する
・ 見直し隊には、査定時に昇給など考慮する
・ 電子薬歴の 定型文、コメントなど随時作成していく
・ 上記コメントはあらゆるジャンルで網羅して蓄積していく
・  →コメント作成などある程度終ってから、個別指導対策薬歴など詳細にみていく

・見直しできてきたら、給与、ボーナスなど交渉していく

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薬局で使える実践薬学

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