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薬剤師としての今後のステージはどう考えるか 3/3

・薬剤師としてのステージはどこか
薬剤師としてどのくらい勤務していきたいか、を考えるシリーズブログの最終の第3回になる。

過去の内容 記事1 
薬剤師としての今後のステージはどう考えるか 1/3 はこちら

過去の内容 では、専門分野の選出と準備、認知症関連への資格および、各方面の情報のアンテナは必要、各種算定数のUPなどを述べた。情報アンテナ、というのは調剤報酬改定、大手薬剤師企業の動き、全く異なる企業の勤務内容と、多岐に渡るので過去のブログ記事を読んで欲しい。

薬局の企業形態を問わず,薬剤師ステージ研修を行うと必ずといって言われるのだが、
「まあ焦らず様子をみたい」
「算定の各種に関しては疑問があるので積極的には行っていない」
「専門分野といわれても集中する処方箋の科目があり無理がある」などのネガティブとまではいわないが、パッシブ、いわゆる受け手であり極めて消極的な薬剤師スタイル。 それはその価値観と勤務希望条件であって別の話題なのでこの観点の相談は、解消してあげることはできないと現状の段階では思っている。

このパターンで勤務しているのは、情勢や、市場のニーズによって勤務状況を合わせているパターンで、お尻に火がついた状態でないと動かないのだ。ただこれは一部の薬剤師にとってはかなりのチャンス。チャンスな環境で勤務していると受け取った方がよく、市場時代が受身な状態において、自らがブランド薬剤師のように、試行錯誤しならが進む事ができる市場なので他の業種や若手が台頭するような業界からすると羨ましい状況をうまく使うべき。

・薬剤師のニーズ?ニーズとは?

処方門前医院による処方科目の集中における、状況看破も現在の論議ではできない。門前医の処方品目や科目の背景がある中、自分はこの先薬剤師としてどうやってスキルを広げ、(そもそも薬剤師としてのスキルを上げていくかは各個人の状況や目指すもので異なる)全体のニーズに答えるが非常に重要なポイントだ。ニーズと記入したがそのニーズは一体対象は何か一旦考えるべきなのである。

それが患者ニーズであれば?どうするのか。 市場の状況の調剤報酬における市場ニーズも踏まえ、かかりつけ算定における動きは当然ながら、患者個別対応を深く進める必要がある。 それはもちろんポリファーマシー解消の動き、服薬状況における内容により必要な医薬の選定、ジェネラリストによる薬剤師の動きを深く掘っていかなければいけないが、そのアウトカムとして算定できる各種算定点数の蓄積は必要。(現段階では、かかりつけ算定、服薬情報等提供料、ヒヤリハット報告、地域ケア会議への出席、地域包括会議の研修参加と非常に多い。)

どんなに努力してドクターにトレーシングレポートを送っても、残薬解消して、在宅無料相談を行い、健康相談会と称した無料の地域健康イベントを行っていてもそれが対外的に見て、この薬局薬剤師は機能的に、数字的な俯瞰的判断だけで、算定している、というようにならなければいけないのだ。

算定できるものは算定する必要がある

算定できるものは算定し、その薬局価値を高める。価値かどうかは厚生労働省からの調剤報酬改定の目線から見ている。(あなたがどのような意見を持っていたとしても、勤務薬剤師である以上、サラリー観点や利益問題とは離れることは不可能)
必然的に、患者目線は、調剤報酬改定の算定各種条件だ、と国はある種位置づけているのであるから仕方ない。 無料ですべて行い、時間も利益もない、というのが一番市場原理で崩壊する勤務条件だから理解しないといけないだろう。また、これらの窮屈な法令的な売上ビジネスとして行う薬局の未来図として、保険外収入率を向上させないといけないのは、容易に想像ができるだろう。保険外収入をするには、物品の販売となれば原価として利益を圧迫する元手が必要。

しかし恐れてはいけない。何か一つ物品でも販売してみるのがポイントになる。ただし、それはただ陳列すれば売れるものもあるが、おおよそ9割の商品は置いてあるだけでは物品は販売し難い。これはまた後日の記事にしたいと思う。

結局は、どう自分から動いていくかが薬剤師業界が非常に重要。重要といえど、アクティブに動き、情報発信し、さまざまな動きをしている薬剤師は稀で稀有な存在。その中でひとつ動くだけで、かなり自分という薬剤師ブランドは向上し、現在の職場からの飛躍的な立場向上、また薬局引き抜き、大手からのポスト人事は望まれていくし、それを目指していく必要がある。

では何をしていくの?ジェネラリスト?

結果を先に決定しては自分薬剤師の特別化、いわゆるブランド薬剤師になる目標としては順序が違うかもしれない。 急がずゆっくり自分という薬剤師を先に見極めていかないと、薬剤師就職難になる場合があろう。まずすべきことがある。 自分という薬剤師の資質やスタイルか何かまず一番に紙に書き起こしてみるといい。 紙はもう平成の時代かもしれない。クラウドでもモバイルのメモでもdropboxだろうがなんだろうが構わない、あなたという薬剤師のコアバリュー(重きを置く価値観)は何か、書いてみるといい。
それが患者主体(当然な条件だろうが)の内容であれば上記におけるニーズは、患者治療だ。だがこれはほとんどの薬剤師が重きにおけるコアバリューになるので、当たり前な内容と、自分の価値観、できることや行いたいことを中心に書いてみる。

何がいいたいか、治療目線?

何がいいたいのか。いわゆる、ほとんどの薬局薬剤師が薬のプロとしての治療目線なのであればそれ以外も合わせて行う必要がある、ということだ。
初回の1回目に記入はしたが、自分自身として、薬剤師であろうがなかろうが何歳まで勤務するのか?勤務するのか、ではなく、何歳まで勤務しなければいけない経済状況にあるのか、置かれているのかを考える必要がある時代がきたのだ。

ピラミッド構造における人口構成比は過去の事。当時の出生率、健康寿命(当然現在より短い)価値観や、社会保険、仕組みで作成されたのが現役引退の年齢制度。その制度だけ生き残っているのに、社会保険の変更、支給内容の変化、公的年金の損失計上、保険対象外の治療会議、年金支給年齢の引き上げまたは中止条件、と刻一向と背景は変化している。 その中、なぜ 60歳または65歳で引退、という過去の健康寿命条件で勤務できるのだろう?? できないと思って間違いはない。 そのため、会社が定める(というか、過去の通例で就業規則で定めただけで何の根拠もない。ただし、企業によっては再雇用制度もあるが年収は大きく下がる。)年齢を目安まで勤務するという年齢目標にすると大変な時代を過ごす可能性がある。そのため、何か他のニーズを埋めていく、また薬剤師というベース免許所持し、薬局現場でも勤務していく中、薬剤師業務だけに特化せず、広い業務範囲の選択を行う選択肢も必要になっているのだ。今の現場作業だけで精一杯、なのは他の薬剤師も同様。その中で自分が、現在の一般的な薬局薬剤師業務以外に何していくのか、何のスキルを広げるか考えるだけで、あなたの薬剤師としての転職も容易に行え、勤務できる環境が1年でも1ヶ月でも増えていく。するかしないか、ではなくて、日本の人口構成比や、年金や、引退というワードの変化から、しないといけないという金額社会的背景があるのにも注意して生きていきたい。

年功序列が崩壊する?

今後は給与的階層で、若手ー中堅ーシニアとか関係なくなる現場がくる可能性も否定できない。もしかしたら、一番安いのがネオシニア、シニアが一番に給与が安く、中堅や若手層が非常に高い高級になる時代がくるとも言われる。それは変化する教育背景、全員が同じ時間に同じ内容を学び、同じ参考書を使う時代から、もっと古い時代に日本も「寺子屋」という名で行なっていた勉強法だが、各々の人生や背景、スタイル、目標や興味に合わせて変化する勉強法で卒業してくる新卒が出てくる。欧州の一部では開始しているのだから流れは来る可能性がある。また卒後にはすぐは就職せず、一旦海外でのインターンシップ、や欧州での留学受入制度、今後はアジア地区での卒後教育など、卒業しすぐ就職する時代はなくなると言われている。

平均寿命が続伸し、勤労時間が飛躍的に伸びるのであるため、それに伴って、専門的な勉学や、国境を介した価値観のケーススタディ等、深く学んでくる世代が続出してくる可能性があるのだ。大学4年、院は海外で2年、卒後教育で1-2年、海外インターンで2年。新規で企業に入職する際は、グローバルな感覚、ICTを利用した問題解決能力、チームで働く価値観、医療は階層別ケアではなく、チームで対等なレベルで解決していく医療、プログラムからの一元的なインフラ管理、人事構築など、驚くほどの多機能な能力を兼ね備えてくる新卒が出る、と思われる。

もちろん新卒で年収を現職の管理クラスの年収を打診していくのは当然の時代もくる。
その中、じゃあ現職の薬局薬剤師しながら何するのか、と判断していくのだが、等絶も上記のようなハイレベルな専門分野の教育は家庭的背景もあるので難しいし、たとえ行えても、いきなりは無理がある。それに現段階で知識が無いため、なにをどうしていけばいいかが分からない。

数字管理はするべきかどうか。

ハイクラスな勉学にエントリーができる環境にいれば、入ってみてもいいと思う。失敗しようが途中で諦めても、10年先の人生では何かの接点がつながる、または情報の蓄積で良好なライフワークが送れる可能性は非常に高い。つまり、圧倒的に薬剤師業界のみでは、情報量が隔たっているので、それを少しずつ上下左右に勤務内容を拡大するべきだ、と言いたい。

とても簡単で、すぐおこなえるには、自分の薬局の試算表、P/LやBS、キャッシュフローを見ていくこと。それをオープンにしない中小企業があれば理由を聞こう。全体のものは見せてくれないこともあるが、薬局単独での試算表もあるので、見てみればいい。企業によってはこの作業を管理薬剤師に行なわせているとこもある。開示しない理由で納得しないのであれば、そんな薬局は辞めた方が今後はいい。この資産貸借表をぼーとグーグルや書籍で調べながら、みる。とにかく書き込みながら行うことが大事。これを見ることで、何が必要かが広がる。薬局は単純な場合が多い。薬局の経営者、中間管理職であればこのレベルは最低限と思われるかもしれないが、驚くほど見れない薬局経営者もいる。その場合は現場に出ずっぱりの場合で、会計士等に任せっきりの場合が多いからだ。
この資産を見るだけで、1年間の薬局の体力を無駄を判断する。無駄が如何に多いのかわかってくる。何もしてなかった薬局ほど簡単なのだ。

試算表くらいみれる、というのであれば、人事方面はどうなのか?これは一方通行の関係が多く、試算表は見れるが人事は任せっきり(規模によっては簡単では無いため)の場合がある。これに踏み出すだけで大きな今後のワークバランスを改善できる可能性がある。人事やってるが、試算表は見れない、みたことはないというのも謎だ。ただこれはある一定の規模より小さい会社に限定するしこのブログ内容は、中小企業薬局向けだ。忘れないでほしい。人事採用を行うにあたりその広告宣伝費、人件費目標はどうやって判断する?
これが判断できるだけで貴方は優秀になるだろう。またマイナビ等の人事エージェントとつながっておくだけで、最新の人事の動きを把握し続けることが可能。最新?そんなものあるのか、と思う方はかなり危険。インターンシップは前倒し、情報公開の制限時期、どこの月に日程を合わすか、などどんどん変化している。この業界に進んでみるのも一つ。イベントに参加(費用は100万強かかる)すると、驚くだろう。自分の会社が如何に相手にされていないか。そのブースには誰もこないかもしれない。

なぜか。ホームページはどうなってるのか。インスタはやる必要があるのか。SNSを利用した情報発信は?広告会社へ広告は出しているのか?それもできて、現場もできて、試算表も見る。全部パーフェクトでなくても(人事は厳しい場合がある)体験して、作業ができるだけで違う。経費目線でもなにをして削減するのか。その費用をどこにあてる?Yuyamaの何かを購入し、減価償却させる?または従業員の会議費や福利厚生費にあてていく?一番大事な研修費用として講師を呼ぶ?税金払うのであれば、研修する?図書費はどうする??700円のランチ代を。。。など、従業員のモチベーション改革ができる能力も求められる。
することは膨大だが少しずつ自分の領域を削るだけで、ほかの領域へいけるレベルアップができる。ゲームと同じで、いきなりどこかの強力な敵がいる島には行ってはいけない。右も左も知識も経験もない。その経験の準備、広いスキルや広い知識をまとめる能力が実は必要なのだ。

まとめると

現段階で、ICTや人工知能、ロボット、など多様な分野で業務内容が変化している。しかし、それらの膨大な処理、副次的なまとめる能力、人的問題の解決、知識と経験を組み合わせる能力は、かなり難しいと言われている。人的問題の解決は、簡単ではないし、「それは管理職の仕事では・・」と思うだろうが、それは早計で思い込みで機会損失を逃している。ヒト的問題を解決できる中間管理職は極めて少ない。

問題発生のポイントを見極め、それは具体的に書類におとせるような内容なのか、実務では何に影響がでているか、そう、具体的に、かかりつけが進まない、ジャネリックが進まない、薬剤師と事務が喧嘩しているので業務効率がわるいのか、店舗同士の不動在庫の処理がすすまない、グループ在庫の意味がわからないのか、など具体的な問題が解決できていく可能性が膨大にあるはず。
その解決が可能であってはじめて、情報をとりまとめ、方針できる能力が育って次回または今後の転職の能力として、加齢に伴い勤務できる時間がどんどん延びてくる。今後は情報は簡単に収集できる時代が来る、その情報を統合して、薬局で生かす能力が必要になる。どう選択していくかが自分次第だが、進まないと他のステップに進みようがないの事実。失敗10回して1歩進むのは皆 同じ。

薬剤師転職に関する過去記事一覧はこちら。
薬剤師転職の流れは毎年変化。
旧来行われていた、履歴書だけでの提出では転職は、なかなか
難しい。良い薬局転職先を探す。その為のウラ情報記事。

薬剤師転職ウラ情報 最新記事一覧

 

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