薬局レジ袋 2020春補足説明まとめ
- レジ袋有料と無料のレジ袋の再チェック、そして薬局で導入するなら絶対バイオマス配合
- やってみましたか環境活動への第一歩
- レジ袋有償化のポスター掲示も再チェック
- かかりつけ薬剤師算定したら忘れないで。薬歴へ記載
- レジ袋は結局数種類用意するのか
関連記事として薬局レジ袋についての詳細は以下に記入していますのでそちらを最初に参考にもされてください。
薬局レジ袋関連記事の詳細はこちら
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薬局のレジ袋は有料化します(最新版2020)
このブログのポイント ・薬局のレジ袋は結局2020年7月1日から有料になる・数年前にある薬局企業が開始してみた、エコバッグ無料配布の結果 ・ブラウンバッグ運動って何だっったっけ? ・薬局レジ袋の値段と ...
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薬局レジ袋は2020年7月1日から有料化
薬局のレジ袋は2020年7月1日水曜から有償化の対象です。
ただ薬局によっては、昨今の大手ドラッグストアの状況、および環境不可削減を目標として
早期から導入している企業もあるようです。
もし6月末時点での薬局のレジ袋の在庫があったとしても、それは7月から有償化することができます。
しかし今回の環境負荷における経済産業省の打診から考慮しますと、現在薬局で使用している
通常の薄さのレジ袋を継続的に発注することは、このブログの著者であるくじら薬剤師は、長期的に考慮しておすすめはしません。
注意ポイント
薬局でのレジ袋は環境負荷が低いバイオマス配合を選ぶことも考慮しましょう
あまり意識的に見られていた方は少ないかもしれませんが、スーパーは2011年前後からすでにバイオマスプラスチック配合の
レジ袋を使用していた企業が多いのです。しかも有料で販売していました。(実売でおそらく3ー5円の幅になるくらい高い為)
バイオマス配合の薬局レジ袋にする必要??
バイオマス配合 25%配合 薬局レジ袋復習をしてみましょう。有償の対象外です。
バイオマス素材の配合率が 25%以上のもの
バイオマス(動植物に由来する有機物である資源(原油、石油ガス、可燃性天然ガス及び石炭を除く。)をいう。)を化学的方法又は生物的作用を利用する 方法等によって処理することにより製造された素材の重量が、プラスチック製 買物袋のプラスチックの重量の 25%以上を占めるものについては、地球温暖化対策に寄与することか ら、省令に基づく有料化の対象外とする。これを提供するに当たっては、次の 点について表示することとし、消費者が他のプラスチック製買物袋と区別できる 必要がある。
必要な表示:バイオマス素材の配合率が 25%以上であることが第三者により 認定又は認証されたことを示す記載又は記号
バイオマスのサイクルを見てみましょう。
バイオマス配合とすることにより、通常のレジ袋とは一線を介した圧倒的な環境負荷が少なく、かつ炭酸ガスのバランスを崩すことの無い理由より、地球温暖化防止、化石燃料資源の節約、自然環境の保全が期待できるレジ袋のため、薬局で導入するならバイオマス配合のレジ袋にすることを推奨しています。
ポイント
薬局レジ袋で導入するなら今後はバイオマス配合(マーク必須)のものを選びましょう
ポイント2
バイオマス配合は25%以上が大事。100%配合のものもありますが値段は多少上がってしまいます。
少し高いですが、中にはバイオマス100%近いものもあり企業貢献付加価値としては優秀なレジ袋もあります。
ヤマニパッケージ バイオマス96%レジ袋S30 2000枚 YOH-439
薬局で単純に通常のレジ袋を手配するよりも、バイオマスが25%以上配合のものを手配することで環境に対して意識的な薬局をアピールすることが非常に大切です。
日本はあまり環境活動に対して意識的な活動が多くないと言われていますが、将来的には必ず欧州、アメリカを追従して環境活動に意識的に貢献している企業が選ばれていくのは明確です。それが欧州諸外国の運営スタイルなのだから。国の方針としても、環境に対した政策を打ってくるので大手ファーストで環境やエコに付随した仕事内容になるのは間違いないと思われます。
フランスでは、自然分解分解するレジ袋割合の導入目標があった
欧州を追従した国の政策、特に環境活動に関してはその同調は間違いないのです。
薬局業界で一番分かりやすいのは、ジェネリック算定目標の80%です。
現時点の2020年4月時点で判明してるのは、2020年9月までにジェネリック算定割合8割。これは最初の参考目標値はドイツではなくフランスを参考目標に厚生労働省が決定しました。
フランスは、2016年以前からレジ袋削減を導入しています。そして後日、結局2年先の目標で自然分解するレジ袋導入を全体の6割、という具体的な自然分解由来であるいわゆるバイオマス表記のレジ袋導入を目標に算定しました。
薬局レジ袋導入ポイント
欧州では、自然分解由来のレジ袋導入が目標算定されました。
ちなみにこの薬剤師98ブログでは何度も書いていますが、薬局運営のKEYの一つとして環境活動を全面に出すことをおすすめしています。
無料の薬局レジ袋条件を復習
有償化対象外、いわゆる無償化が可能な薬局レジ袋の対象を一覧にしてみたので参考にされてください。
これが無料で配布可能な薬局レジ袋
無料で配布よりは、バイオマス25%以上を配合した薬局レジ袋で患者に渡すプランをおすすめしています。薬局のレジ袋の有償無償の配布条件では患者離れにはならないので安心されて値段設定されてください。現状は小3円、大5円の法人が多くなります。
まずは薬局レジ袋有償化の掲示を
上記のは国の配布レジ袋ポスターです。
レジ袋削減導入のポイントは声かけのみ
薬局でのレジ袋配布でのレジ袋削減のKEYは2つあります。
step
1薬剤師または事務の声かけ
step
2ポスター掲示は、環境活動に力を入れている内容の掲示を
step
3ある掲示をすると3−5割の削減になる
言わずもがな、徹底した現場スタッフのレジ必要不要の打診が必要です。外来が非常に多い店舗では処方箋受け取り時での手帳ヒアリングのついでに聞くようなプランも会議で打診されていましたが投薬した内容をレジ袋へ詰めていくのは投薬薬剤師です。サイズの判断が困難な為そこまで深く考えずとも投薬薬剤師での判断で良いでしょう。ただ、サイズ規格の問題が発生しています。サイズに関しては、法人により特大紙袋(有料です。基幹病院や腎機能内科のような大量の薬剤店舗)、中、小と分けています。小銭準備金もありますが患者の利便性もあるので各種サイズは必要になります。法人により中から大サイズのみの発注法人にしている薬局もありますが、薬剤が少ない場合、あまりに大きいレジ袋に小さな薬袋を入れるのは不評です。しかし在庫の低減や環境負荷も考慮してまずは大きいサイズのみでの納品を行なってみて、そのレジ袋の代金も5円等レジ軽減の値段設定を行い、患者層が色々あるので大きなサイズで不評であればそこは小さいサイズ導入(3円)のA案B案を行うのも好ましいでしょう。
ココがポイント
まずは大サイズのみの導入を行い、患者層からの反応を見る
ココがポイント
薬局内への環境活動に対する掲示ポスターも忘れない
前回の薬局レジ袋の記事にも記入していますが、薬局内への環境活動報告、ホームページでの環境活動報告は地道な優良な戦略。是非とも導入すべき内容です。
これは前回のレジ袋の記事にも記入してが、非常に良い内容になっています。
この内容はおそらく全文は掲示はしていないと思いますがこのクラスの内容を薬局内へ掲示、ホームページへの記載、SNSへの定例的な投稿、新卒への採用活動での打診、中途採用活動でも同様に行うことが非常に重要です。時間はかかりますが、賛同する患者や従業員層は今後一層と増えていくわけです。集中率が低下し外来を取り込めるようになっていきます。おすすめの薬局運営になります。
かかりつけ薬剤師算定したらこの作業
このブログでは何度も書いていますが、かかりつけ算定したら必ず、以下の内容を明記していきましょう。
・ブラウンバッグについて
・残薬の具体的な数は定例的に薬歴へ転載
・処方元には1年に1回以上トレーシングレポート関連は提出してるか
・薬歴は副作用、残薬、併用に注視した薬歴スタイルなので適当に書かないこと
以下の書籍も参考にされてください。
ある掲示も大事
ある掲示・・。そう、それはレジ袋削減協力された人数※名と記入して局内へ掲示してみましょう。
おそらくかなり効果的です。
掲示ポスターには環境活動について。 ある場所へは、レジ袋協力*名と記載。
視覚的効果を狙った心理トリックです。是非導入されてください。