薬剤師業界情報

薬局・薬剤師のあり方が検討され始めた

現在薬局運営での薬剤師ブログとして人気な記事はこちらです。
厚生労働省が示す道筋から考える薬局運営編(全3回)

2018年の10月18日、薬局・薬剤師のあり方、医薬分業のあり方が討議されました。
ここでは参加メンバーについて詳細は割愛しますが、薬局の味方もおられますし、
本気で薬局の将来を考えておられる方々、また特にNPO様等、非常に多岐に富んだ
薬局薬剤師の内容になりますが、薬局としては手厳しい内容の討論の序章になっていす。

薬局・薬剤師のあり方、医薬分業のあり方についてポイント抜粋し
今後のご自身の薬局運営について考慮しなければいけません。

今後の薬局・薬剤師のあり方のポイント

・薬剤師による情報提供及び薬学的知見に基づく指導の強化
・ 服薬指導その後の服薬期間中の継続的な服薬状況の把握や指導
・ 地域包括ケアシステムの構築と更なる整備にてこいれ
・かかりつけ薬剤師・薬局の適切な役割が必要
・医療機関・薬局間や職種間での連携・情報共有が必要

法令上??嘘みたいな議題化※まだ確定ではない

薬剤師の職能発揮のため、以下の内容を法令上明確にすべきではないか。
・ 調剤時のみならず、医薬品の服用期間を通じて、服薬状況の把握や薬学的知見に基づく指導を行うこと
・ 患者の服薬状況等に関する情報を、必要に応じて処方医等へ提供するよう努めることにより、薬物療法の最適化に寄与すること

全体の議題へのフォーカスポイントは、2025年問題への解決です。
(「団塊の世代」が全て75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう地域の特性に応じて、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムを早急に構築)
○ 薬剤師・薬局も、地域包括ケアシステムにおいて、医療・介護・予防の一翼を担い、医療機関等や他職種と連携して適切な役割を果たすことが課題。

薬局薬剤師としての機能性の明示していく為、さまざまな指標を吸い上げるように
していかないと、どれだけ頑張っていたとしても厚生労働省は数字ベースの為、
機能評価としては意味がないでしょう。
そのため、以下のように議題の論点として会話されました。

薬剤師数によって厳しいかな、と思ったのが
薬学的管理・指導の取組 の範囲の議題である
医師に対して、患者の服薬情報等を示す文書を提供した実績がある薬局数
 →(過去1年間に平均月1回以上を求める、) こと。

薬剤師数によって増減させたほうがいいとこの議論では思いましたが、
おそらくそのあたりは薬剤師一人あたり:と調整されていくかと予想されます。

服薬情報等提供、 と考えると身構えるかもしれませんが
服薬について、簡易的なアセスメントの提供では十分算定できるかと思います。
ここの服薬情報については各支部の薬局様で非常に話題になっており、
算定している薬局と、算定は全くしていない薬局できっぱりと数字にでています。

日本薬剤師会から出ている服薬情報提供のトレーシングレポート関係のマスタでは
A4の1枚程度と書くほうも読むほうもウエイトが高いので、おすすめは簡易的な
ものにするのがベターで、よほど大きな相互作用、アセスメントに関しては
上記の服薬情報等提供にしておくのが重要。

先日の日経DIに載っていたような簡易版トレーシングレポートを作成するのが
非常におすすめで算定関連でも難易度も低下し読む側としても非常に助かります。

これは熊本病院様 へのTRですが、
これはまだ総合病院よりのレポートの為、
さらに圧縮して 門前の開業医へのTRにしている企業もあります。

2020年の調剤報酬改定に一気にやる場合、現場としては対応もできず、
また、1年回に1薬剤師あたり月*回 とくくられ、さらに
薬局機能付けされ調剤報酬に紐付けされますと経営的にも大打撃になる場合がありますので少しずつ練習しておくことが重要かと思われます。

かかりつけ算定に関しては最低限のベースラインになるかと予想。
今からさらなる情報が小出しにされていく中で、急いでかかりつけ算定しても、
今後はしっかりした他薬局で同意書済の場合が用意に想像できます。

かかりつけに関しても、企業薬局で方針がきっぱりと分かれている状況。
するかしないか、ではなく、算定するのが最低限のベースとして位置付けされていますので十分注意されて薬剤師として勤務しましょう。

話題の、薬物療法に関して高度な知識をもつ薬剤師配置に関しては
まだ討議が進んでいます。というのも、街薬局でなかなか自分の希望通りの
専門薬剤師へ進む道は極めて難解でしょう。
しかし、高度な管理の延長に、投薬後の服薬管理、
副作用の定期的なフォローアップに関しては極めて肯定的な意見が出ています。

電話でのフォロー中心ですが、(今後はITを利用か)
抗がん剤に関しては、よほど耐えれない、厳しい副作用でない限りDRとしては
次回の受診でヒアリングを受けます。
患者の立場としても、なかなか病院へ電話するのは難しい。

その中で街薬局の薬局薬剤師としての機能が、副作用のフォローアップとして
発揮できる具体的な数字として明確にでてきたので、もしかすると・・・

[chat face="man5.png" name="" align="left" style="type1"]患者への電話での副作用等のフォローの是非が次回の調剤報酬改定2020で話題にされるかもしれません[/chat]

作業的に重たいと思われるかも思いませんが、
あらかじめ投薬時に、ひとこと電話等でのフォローします、*月*日頃の*時ごろ等のメモを同封しておくと、電話を受ける側も安心して待ってられます。
非常に有用な作業ですし、 服薬情報等提供としても算定が可能な内容になるでしょう。

薬剤師として薬局へ転職したい、したいが方法がわからない、自己アピールがわからない、給与交渉を任せたい、このエリアで、ワークライフを守って就職してみたい、

そのような相談も受け付けています。気軽に、問い合わせ欄からお問い合わせされてください。区間で1−2名内のみの受付なのでルーズには対応致しません。

 

また、薬局企業を立て直したい、従業員教育について目をむけたい、うまく組織化して、生き残る薬局を目指したい、そんな経営を目指したいが何をすればいいかわからない、そんな相談があれば、気軽に、問い合わせから連絡をされてください、力になります。

 

また、研修についてプランニングしていきたい、ぜひ一緒に考えましょう。

 

薬剤師の98%が知らない薬局運営術

薬剤師ブログ著者

 

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