薬剤師業界情報

厚生労働省が示した道筋2018-2019その2 

今回の薬剤師ブログのポイント
過去記事
・2019年度予算概算要求のうち、薬剤師・薬局関係予算の概要
予算は2018年に比べ倍増している
・かかりつけ薬局、かかりつけ薬剤師については引き続き明記された
・過去に発表されている、患者の為の薬局ビジョンは継続推進
・地域連携、地域包括ケアに関しては最重要事項
・薬剤師の専門分野での卒後研修のスタート段階の構築

今回記事
・同じく高度専門知識を所持する薬剤師研修を増やす
まずは講師陣、研修スタッフへのメス

次回以降の記事
・薬剤師免許の所持は関連ホームページで氏名の検索から確認できるように
・薬局医療費安全対策業務費用の大幅な増加(ヒヤリハット報告)
・一般用医薬品の拡充の為、登録販売師含めた研修の増加
・認知症ケアについては引き続きの焦点

2019年度予算概算要求のうち、薬剤師・薬局関係予算が倍増以上にされた事、
さらにその上でどのように薬剤師として勤務し、調剤薬局を運営するか
ブログで記入しました。

今回では、さらに踏み込み内容を読み解きます。

まずは前回の記事を読んでいない薬剤師様は
こちらの記事を読まれてください。

厚生労働省が示す道筋から勤務する
その1

上記の過去記事、にも記入しましたが、
一般用医薬品における登録販売者の充実、
その為の研修及び講師への費用の捻出をやや強制力を持って開始しました。
薬局では薬剤師が常駐していますので、ドラッグストアと異なり
そこまで影響はないかと思います。が、
つまるところは、社会保障費が最大となってしまったこの2018年、
今後は、さらなる一般用医薬品でのセルフケアを国は打ち出していく訳です。

その中で、 かかりつけ薬剤師制度、かかりつけ薬局、
地域包括ケアでの拠点薬局を国は目指してもらいたい。

お互い顔が見える中、信頼のおける中で一般用医薬品を
患者は薬剤師から購入させたい訳です。

近隣医療圏5km以内にドラッグストアがあっても、
ディスカウントストアがあったとしても、あなたの薬局で
一般用医薬品の値段が1−2割高かったとしても、
患者は、顔が見える、信頼の薬局で必ず購入します。
フタツカ薬局様は、その運営で成功されている代表的な
薬局になります。

素晴らしい薬局政策です。

本題の厚生労働省が示す運営ですが、

薬局薬剤師も、そろそろ本気で専門的分野を選択していく必要があるでしょう。
中小規模の薬局にお伺いしてよく思うことがあるのですが、
同じような問題を抱えているのが、研修。
研修と言っても、各製薬会社、MRが開催、または卸が開催する
15分〜30分の薬局または門前医院との合同のお薬勉強会、
いわゆる お弁当会 だけの 開催の企業が非常に多いです。

また、各地域の薬剤師会主催だけの丸投げ研修状況の企業が多いのが事実。
研修費用をほとんどかけない業界として、驚かれるのが
薬剤師業界です。かといって、現場の薬剤師、薬事部、運営部に社長は
丸投げしてはいけません。
また、各管理薬剤師、薬剤師も待ってるだけではダメです。
自分から会社側に打診しましょう。

これからは自分から動く!薬剤師の仕事でのポイントと会社への打診
・専門分野を持つため、勉強したい
・または卒後研修として各病院、企業等への社会人研修をしたい
⇨その為の研修費用、方法、等。
・薬局を開けることができないので(休めない)、
必要な書籍、勉強書籍、が必要。
・研修講師を呼びたい

などなど。やることは山ほどあります。
お困りの薬剤師、薬局はお問い合わせから。
相談に乗ります。

必要な書籍、資料で例え2万円程度の購入になったとしても、
もし、外部へ研修をする場合、
・参加費用
・交通費
・飲食代
・場合により宿泊費
等考慮すれば非常に安いものです。

おまけに、専門分野での選択、
薬剤師としての研修として、この程度の費用を捻出しない会社は
かなり危機的状況です。

研修は自己研鑽でしょう???

など言う社長薬局薬剤師がいます。

 

でしかありません、
そのような薬剤師も、非常に優秀な薬剤師も、無論、存在しています。
しかし薬局薬剤師では市場の8割が専門分野や継続的な内容の研修をしていません。

そのメンバーをどうやって、優秀に育てるか、
その責任は雇用側にあります。

ただ、薬局薬剤師社長は現場も兼ねており、
またこの研修費用の捻出はこの業界では新しい考え方の為、
しっかり自分からも研修について、打診することが重要です。

研修には資料も欠かせませんのでオススメ薬剤師書籍はこちら。
実践薬学はかなりの薬局で導入されていますね。

薬の使いわけは、パート薬剤師やリターン薬剤師や
不安な薬剤師向けによく売れているようです。

一歩踏み込んでの調剤実務での検査値、マニュアルは必須でしょう。

続きは次回以降に。

薬剤師として薬局へ転職したい、したいが方法がわからない、
自己アピールがわからない、給与交渉を任せたい、
このエリアで、ワークライフを守って就職してみたい、

そのような相談も受け付けています。

 

また、薬局企業を立て直したい、従業員教育について目をむけたい、
うまく組織化して、生き残る薬局を目指したい、そんな経営を目指したいが
何をすればいいかわからない、そんな相談があれば、

気軽に、問い合わせから
連絡をされてください、力になります。
また、研修についてプランニングしていきたい、
一緒に考えましょう。力になります。

 

 

薬剤師の98%が知らない薬局運営術 薬剤師ブログ著者

 

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