調剤報酬改定2020年から様々な薬局の生き残り戦略が企業からかけられています、。コロナの影響、経営者の高齢化、1薬局1門前医院体制企業の収益悪化、大手調剤薬局によるMA戦略。と驚くほど環境が変化してきています。
激動の薬局薬剤師の変動な環境の中、ちょっと不思議な変化が加速しているようです。
ポイント
・売上不振、薬局の業界変化が多様性に富んできています。
これについては実感を強く感じられている薬局薬剤師と、情報収集の差により、あまりピンときていない方の差があります。
大手はなかなか多様性に富んだ変化ができにくいのですが中小規模の薬局では驚くほどの多様性に富んできているようです。
それを今回ピックアップしていきましょう。薬剤師として転職するにも武器になることが間違いなし。
くじら薬剤師って?
こんにちわ。この薬剤師ブログを書きましたくじら薬剤師です。
大手薬局チェーン経験後、医療過疎地域での苦労した薬局運営を体験後に中規模薬局チェーンへ転職。小規模の薬局運営と、運営組織力の向上、薬剤師のヒト的問題の解決、小規模薬局の独自運営をサポートし広く活動中。対人関係を徹底的な面談とサポートで解決して6年。転職が多く困る法人からの相談後3年離職率がほぼ0へ。全ては人の問題です。他人への感情、イライラなども問題で困っておりましたらお気軽にお問い合わせから相談されてください!ツイッターもフォローしてね!
薬局薬剤師業界変化への対応。ポイントは、たったの4つ。
薬剤師として勤務していく上では、過去のくじら薬剤師ブログでも取り合げてなんども記載している内容があります。これは調剤報酬改定に絡めた内容に沿った勤務をし、各種算定数を底上げして、取得できる専門的な資格は取得。これは最低限の内容。これは前回のブログも参考にどうぞ。
今回は調剤報酬改定に伴った薬剤師の働き方、ではなくて別の話題。業界変化の対応です。
薬局薬剤師業界変化対応ポイント抜粋4つ
- 継続的なSNSを利用した有用な情報発信ができる人
- 薬学的専門分野を継続的に学んでいるか
- 人的問題をまとめていける人
- 地域のイベント・地域住民や患者との応対が可能な人
今回はそのSNSとホームページに着目していきましょう。
SNSは企業運営文化の最低限ライン
みなさんは、夕ご飯を予約する・ランチに行く・外に遊びに行く・物を購入する。自分のお金が動く時どのような行動をしますか?
物を購入しお金の流れが出ていく時、かならず人の思考では「感情」が働きます。
感情が働くということはどういうことでしょう。
そのお店、物が信頼できるか。安心できる物なのか。自分の不安を解決してくれるものなんでしょうか。
新しい病院を自分で予約される時を思い浮かべてください。
ポイント
・人は必ず、欲求を伴う安心、安全、信頼、不安の払拭伴う行動が出る場合、調べる
・調べた結果、お金が動く。
ではご自身で勤務される薬局は自分の文化、雰囲気を発信しているでしょうか?大手薬局規模では「自由文化とカスタマイズ」は求めておらず、「一律で高品質、ブレない安定性と法令遵守」が求められるため奇抜なアイデアはうまく活動できないでしょう。そこを埋めていくのが中小規模の薬局。
そして10年以上前から言われており賛否両論だった医療機関のホームページ。
一昔前に関しては有用性は懐疑的でした。もう時代は変化しすぎています。SNSで採用活動を行い、販促をしていきます。
にも関わらず、まだまだSNSどころかホームページ自体の整備がされていない状況なんです。
そこに目をつける必要があります。
ポイント
・薬局、病院のWEBインフラは10年遅れてるのが活路。
・正直、薬剤師でWEBインフラできるだけで逸材。でも専門的で難しい必要はゼロ。ブログレベル。
実は誰もやりたくない業務、ホームページ、SNS作業。
薬局のホームページは外注、外注。それでもいいかもしれませんが、簡単な更新と運営は誰かが責任持ってやる必要があります。
また外注だと簡易的なものではいいのですが詳細を変更の場合は再度業者の頼む必要がありスピードも費用も悩みものです。外注になる時にどの企業でも問題になるのが、「誰かが更新内容に注視していないと誰も更新しようとしない」点。
更新していない、頻度が少ない、情報量が少ない薬局や医療機関の信頼性、採用はどうなるでしょうか?想像してください。
ブログ更新、この作業は薬剤師という専門業務の垣根があるため、ほとんど誰も作業ができません。作業は楽しいものでないため、更新頻度もおざなりになるでしょう。近隣のある程度の小規模である薬局のホームページ、SNSをチェックしてみてください。
下記のようになっていませんか?
・ほぼ皆無
・古臭さを拭えないホームページ設定
・SNSもあるにはあるが、更新頻度と内容がほぼ0
・スマホで見るとなんだかおかしい
こういう状況になっていませんか?
ココがポイント
・これをがチャンス、他でやってないなら、綺麗なサイトを作ってSNS連携していくだけで大成功
ポイント
・ワードプレス を使った,ブログを利用する
・ブログ開設後、SNSを利用(ブログとSNSは連携させましょう)
・外注のデメリットは「更新に気づく人、更新を頻繁にしようとする人がいるか」それだけ。できるなら問題なし
ワードプレス よりもまずはサーバー、ドメイン等を全くわからないと行った場合は、まずはそれについて軽く読まれた方が無難です。>>はじめての最新WordPress入門を見てみる。
大手ブログサイトであるアメブロ、シーサー、はてなブログを利用された薬局、クラスAの医療機関特化外注ブログ等も見受けられますが、今この時代に必要なのは独自性を前面に出した薬局です。一般的で同じようなデザインであるのはあまり好ましくありません。まずはワードプレス 、SNSとの連携をさせていくのが必須です。
ポイント
・今後はオンライン診療、オンライン投薬になり薬局の「見える化」がキーワード。
・必ず薬局の内部、ヒト、雰囲気がわかるようにする
【失敗例】ホームページ、SNSを利用したある薬局の失敗するための方法4つ。
では今更感満載のホームページ、SNSの更新が薬局で始まったとしましょう。
ホームページは実際今はあるから問題ない・・と思っていませんか?
ブログ業界でもかなりデザインが変化してきています。最新のデザインに対応していく必要が採用でも患者側でも必要。最低条件は、最新のデザインに合わせていくだけで、信頼と採用は蓄積していく、という事。
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1失敗例1 一人だけに業務と並行して更新させる
よく見られる事例です。あるメンバー一人だけに、集中して更新させる。最悪です。最悪なプランといっても過言ではないです。この場合、よほどSNSやブログが好きであれば別ですが。現場薬局でさせる作業で成功している薬局を見た事がありません。(本社や人事等で薬局外来を行なっていない部門の方がやられている場合は別です)
ココがダメ
・薬局内で業務と一緒に更新させると、頻度、内容も、見事なくらい最低レベルのものになる
・SNS手当ては早急に作ること
誰も作業を請け負わない場合は経営者等、薬局外来を一切受け持っていないメンバーがやる事。
それが叶わない場合シフトに「SNS」の時間を設けて更新を行う時間を作る事。それくらい重要な情報発信です。ツイッターレベルであれば業務と並行して行なってもいいですが、ブログ更新、SNS連携等は専用の時間を設けないと質が圧倒的に落ちます。
また手当てに関してですが、何も言わずに作業を行う管理職レベルであれば問題ありません。しかし、手当をつけるだけで内容、更新頻度、が見違えるほど変わってきます。ここから先は・・お問い合わせから相談されてください。
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2失敗例2 外注丸投げ政策
外注は時間的にも最高の結果とスピードが出るでしょう。しかし、外注しただけでは完成ではありません。
ココがダメ
一昔前は、形だけの体裁を整えてたホームページ作成だけで良かった時代があります。でも消費者側の情報収集能力の飛躍的上昇による取捨選別が開始されています。
ポイント
・情報の発信と、内部が見える事、この2つ。形骸的なとりあえず綺麗に作りました的なホームページでは意味がない
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3失敗例3 重要性を誰も理解していなくて挫折した企業
なぜSNSや最新のホームページが大事が再度まとめてみます。
ポイント
・オンライン服薬指導の推進事業で、薬局の内部の「見える化」、ヒトの見える化が必要
・薬剤師、医療事務、管理栄養士も必ずスマホで採用はチェックする
・新卒ももちろん検索ワードは「地方名・薬局・新卒」でSNSも含めチェックする
・在宅どうしようかなと迷った地域包括メンバーも「地方名・薬局名」で検索する
・情報発信すれば、情報が集まってくる
・昔は名刺交換会が重要だったが今後はSNSの一択。
SNS,WEBサイトを利用していくなら必ず薬局従業員に重要性を理解してもらうことが大事です。理解がない、ついていけない、といった場合であればインづタグラムで何か写真を撮らせて見る入り口が有用。少しずつ、少しずつです。焦らずに行いましょう。やらせる一辺倒ではだめ。きちんとフィードバックを行う、SNS表彰手当てを行うなど動機付けを行う必要も忘れないようにしましょう。
SNSの利用は、公式な硬い企業文化の中でも頑張って発信していった「中の人」シリーズの本が非常に非常に参考になります。
まずは勉強してやらせて見ることを推奨していますので、いきなり「じゃあやってみようか」は失敗に終わるでしょう。
失敗で終わらせないようにするには、絶対にベースとなる勉強が必要。そこは順序を守りましょう。
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4失敗例4 あいつに任せておけば大丈夫、そして完璧を求めた薬局
あと反省したのですが・・・。綺麗で生活感のあるサイトを求めたり、SNSであれくれケチをつけて担当者が嫌になり誰も更新しなくなってしまったんです
ココがダメ
少人数でサイト運営、SNS連携を行なってはいけない。
・SNSに限っては必ず多くの人を巻き込む
・手探りでサイトはOK,失敗しても良い。SNSも自由で。自由な発信文化だと誰も楽しくない
・楽しくないと誰もやらない
・発信するメリットは?など言われたら要注意。
インスタグラムの写真系のSNSであれば非常に難易度が少ないのでSNSやネットに不慣れなスタッフでも簡単に行えます。どんな写真でもいいんです。発信していけばそれぞれが「学習」を初めて新しい文化が生まれてきます。また地域包括や介護スタッフから連絡がきたりと予想もしない連携ができて収益構造のWINWINの関係が発生している実例も多々あるのです。
やって損はないのですから、まずはやってみましょう。サイト作成までは・・。であればまずはSNSで情報発信していく流れを作ってみましょう。
次回以降にまた深掘りしていきます。
まとめ
・今後は、SNS、サイト更新、情報発信力が高い人が企業側はかなりの重要視する
・まだまだオンラインインフラの重要性を理解していない中堅層が多いのでそこに進む
・知らない分野は怖い、それを利用して、自分が生き残れる分野を進める。
・プログラミングなんて難しいのは今は不要、とりあえずワードプレス でホームページ。これだけ。
・何度も言いますがSNSとサイトは連携させましょう
今の時代は共感です。 人的構造を見える化していってください。薬局では新しい試みです。
参考になる書籍は以下の書籍。 取り残されないように。不安なら読んで即実行しましょう。
SNSで調査して購買されている内容がわかる本です、薬局でも同じ。
薬剤師転職については、右記になります。>>おすすめ薬剤師転職サイト比較最新のページを読む。