今回のブログ記事のポイント
- 2018年転職のトレンド(今回記事)
- 薬剤師転職おすすめの会社とその理由(次回記事)
- 薬局薬剤師として転職するには、これがないともう転職できない?(次回記事)
調剤報酬改定2016年、2018年と続き、さまざまな
薬剤師業界の流れ、トレンドが発生しています。
上場企業等にMAされ、問答無用でレセコンや電子薬歴、
日々の売上げ管理、日報、インフラの変更、
本部からのFAXやメール連絡での指示のみ(上から目線)
で、さらには売上げ管理からのノルマ制度への変更に耐えられなくなって退職。
これがこの2018年、2017年は目立ってきた退職理由になります。
しかし、この理由で退職したとしても、次の職場もMAされる可能性があります。
はたまた、MAさえもされずに、閉局していく企業もかなり可能性として
存在しているのが事実になります。
現在のトレンドとしては、1店舗としての売上げが1000万/月より切っているようだと
大手の調剤チェーンではよほど他のウマミがない限り、MAはしてきません。
その為、MAされて、本部主導の運営に耐えられないので
転職します、は非常にまずい転職理由であり、
よほど困っている小規模の薬局さんで無い限りは、人事または薬剤師社長として
採用することはまずない、と思って差し支えありません。
というのも、たとえ大手でなくても、転職後会社に入ったら
ある程度その会社方針、やり方に同意協調してもらわないといけません。
採用側としては、
[chat face="man4.png" name="" align="left" style="type1"]弊社に入社したとしても、同じ理由で辞めていくんじゃないかのぉ。[/chat]
と思われています。
例えば、その大手薬局チェーンのやり方になぜ耐えられないのか、
どうなれば自分が働きやすいのか、ご自身の薬局の仕事を
調剤報酬として請求して得ているサラリー的観点から
きちんと見直し、それでも***という部分が自分にとって**なので、
と具体的改善案を持って転職活動理由として明示することが
非常に好印象になります。
もしそういった理由で退職を決め、次回の転職先で
ややファジーで楽なイメージのある会社は想像以上にインフラが
整備されていない可能性が大いにあります。
・残業代を払いたがらない
・媒体が紙中心で作業効率が悪い
・運営の流れが不透明で不安感が払拭できない
・昇給、賞与の評価体制が不明瞭
・労務管理が雑
・雇用契約等が不明瞭
・異動がほぼないが、休みが全く取得できない
↑ただし給料は地域に比べかなり良い
・経費に関して驚くほど厳しい
ある程度は運営部に指示、管理されていく業界に変化してきています。
薬剤師業界は非常に遅れているといわれています(時代の流れ)。
これは厚生労働省主導、いわゆる官主体の業種だからこそ
新しい風がほとんど入ってこなかった理由になります。
そのため、インフラ、雇用条件、働き方、の時代の流れに
沿っておらず、また医療業界でのヒエラルキー下位のため、
うまく業界全体が向上しておりません。
薬剤師が 時代の流れにあわせた仕事をしていくのが重要で、
【時代の流れについていけない】のであっては、
患者本位の治療から遠ざかってしまいますので
ご自身の転職理由を今一度見直していくべきかと思います。
続きはまた後日・・。