前回の記事は大変好評だったようで、旧来の大手ではもう既出事項だったかもしれないが、
時間ないない薬剤師、管理薬剤師が多い店舗は前回の記事を査読してみてほしい。
今回は 多忙を極めてる(と自分で決めている)、時間が足りない管理者向けの記事になる。
小規模会社経営でNGな事は多岐に渡るが、一つだけKEYになっているのが
・文章での指示はNG
ということである。(または、メール、FAX、ロッカーに置手紙など)
あなたが如何に忙しい部長課長係長、グループ長やマネージャーであろうとこれはいけない。
ある規模になってから、または内部コントロールと、風通しのよい組織になってからの運営方法の一つであって、社長でもない、COOでもないのにこれはやる方法ではないので注意して欲しい。
ご自身の職務が上級職であって、現場的作業のほかにさまざまな作業があり、もし多忙、と感じているならご自身の仕事内容をスリム化していってはどうだろう。ポイントはいかの通り
・従業員・スタッフの仕事を、決定履行させるか OR 中止させるか のみにする
→ 従業員薬剤師、部下の悩みを聞く時間や機会を、相手に与えてはいけない、相手が相談した瞬間にそれはあなた自身に仕事を振っている、ということになる。 本来はあなた自身が部下や従業員に仕事を割り振っていかなければいけないのであって、部下やスタッフの悩みを聞きながら自分で解決法方法を模索して行く手法をとられているならすぐ中止すべきだ。 ただし、あなたが暇で実はすることがない部署、社長であれば、別だが。悩みも聞くし、その中で相談しながら詳細を詰めていく、という手法は、間違いなく時間はなくなる。
・相談する時間は設けるが、。分以内で打ち合わせ・申し出、決定をする
→ 時間を決めない相談ほど、話がそれやすく、またとても私情がからみやすい。 話す前に、
【今日は20分以内でお願いします、】
と釘打ちしなければいけない。 ここは面談やお悩み相談室ではない。 20分を超えた仕事の相談であれば、それは本人もまとまっていない場合、人間関係が絡んだ場合、となっている場合が多い。
20分以内で決定はされない場合もあると思う、進捗状況、スピードを求めるため、長くなるようであればそれは数回に分ける必要があり、20分経った時点で、【では次回の確認は7日後の15時で、20分程度で】と申し合わせにして切り上げるのが効果的だ。20分であってっもし久しぶりにあう相手であれば3分は雑談で始まる危険性もあるのでここは猶予をみたい。 仕事、会議では、薬局運営や会社研修でもそうだが定期的なホウレンソウがあれば、仕事の裁量権や大きな決定は、部下や従業員に任せていくこと。
・悩み相談を受けるには最新の注意を要する
以前は、内的資産である、人管理の重要性を説いた。いわゆる、面談や顔合わせ・認める・誉める関係作りの重要性を書いたが、社長自身(管理職自身)が、 悩みはないかないか、と皆に聞きまわり、自分の仕事を貰っていくのだけは絶対に避けたいったほうが良い。 話かける、認める、誉めるは重要だが、悩みまでうける、解決の必要な内容までヒアリングするのは避けなければいけない。
・悩み相談をうけてしまう場合
そうは言っても、頼るところは、部下にとって自分しかいない、、と思われるのは人間の性(サガ)かもしれない。しかし、 相談しやすい、悩みを聞いてくれる管理職、は時と場合によって、前述過去したが、【なやみを聞くだけで何も解決しない人】になっている場合が9割である。 そのような仕事の価値観や自分の理想像であればべつだが、本来運営していく上では絶対にそうなってはいけない。
相談や悩みは、吐露された瞬間に、自分の解決すべき仕事の一つになることを忘れてはいけない。
もし10数店舗の薬局、 部署、チームなど率いている場合、各々の相談、つまり小さいなりに小さな悩みが積み重なって、定期的に相談をあなたの肩に乗せていく同僚、部下、従業員。
解決でいるだろうか。 あなたがもしその会社の唯一無二な相談者な場合、危険だ。 どんどんとたまるお悩み解決。 従業員にとっては唯一相談できる相手のあなた、しかし問題は山積み、解決できる時間がない、しかしその時間の中でも問題は解決できず中に浮いている。 その時、従業員はどうするだろう。
【あの相談した件、どうなりましたか・・・】
このコメントは、 社長や上級職であるあなたが、部下にすべき 進捗状況の確認、ホウレンソウの確認である内容に他ならない。
あなたは、部下や従業員に、進捗状況の確認をされているのである。
驚愕でしょう。
悩みを聞きすぎている時点で、あなたは上司どころか、新入社員レベルになっているのではないだろうか。
一度、薬局やドラッグストア、組織で相談について 会議をすべきだろう。