薬剤師転職について

薬剤師転職2019。転職と採用側の秘訣 3/4

これは

薬剤師転職2019。転職と採用側の秘訣 シリーズ1 2 の続きになるので
気になる方は過去のブログから参照されてほしい。

2/4 のブログの内容のときには大まかに以下のポイントを上げた。

転職ポイント秘訣(自身側の秘訣)。

1 薬剤師として今後どうなっていくのか、どうしていきたいかメモに起こす
2 それを現状の職場では遂行困難な点をあげる、
遂行困難だったかは転職時に聞かれる場合がある、ある程度の年収を希望して
いる場合、遂行してみたか、なぜダメだったのかは必ず聞かれるだろう。
3 次回の職場で、その今後の目標の上で地域としての要薬局でご自身のプロフェッショナルな立場での運営目標をあげる
あるレベルの年収を保持した転職の場合、次回の転職先、いわゆる面接先の企業で
自身がどのように活躍できるかを打診しなければいけない。そう、それは
かかりつけ算定を積極的に取る、という低いレベルでなく、比較的具体的に詳細に打診していくことが重要だ。

前回のブログの参照だが、なぜこれを何度も何度も何度もここで書くかというと、
ほとんどの薬剤師の転職組みが、なぜ、転職をするかという点で、
自分の不利益からの点からの転職理由を中心に述べるからだ。
例えば以下のように。

自分が***な対応をされたから。
上司がワンマン経営だから、社長の方針が・・。
休みが取れないから。
さばく枚数がきつい、耐えられない。

転職に当たって、理由を述べるのが当然なのだが、面接時間のおおよそ8割が
以前の職場からの不利益内容の打診ではいただけない。面接の場は、
愚痴を吐き出す場ではなく、自分を売り込む場所なのである。
企業側としては、転職事由が妥当な内容なのか、ウソがあるのか
(うそは往々として存在しているが。)、また 人間性を、
現職の薬局から転職する理由の打診で見る。 あなた自身が薬剤師として
転職をするまでの理由なのだから、それは気持ちがこもって、熱が入り現職場の
痛烈な批判をする場合もあろう。その内容が正当性があり 同意できる場合も勿論
過去に存在していた。 しかし、その転職事由の自分中心視点での熱弁をしても
採用側としてはあくまで客観的にしか見れずにいることを注意したい。

外見上は面談時あくまで傾聴しているが、薬局転職先の企業側としては、
この転職者は同様の理由で再度1-2年後に転職をするのでは?
という目線でも確実に見ている。

詳細は同じ内容なので前回の記事を参考にされたいが、
忘れないでほしいのは、転職理由はほどほどにすること、それよりも
転職先で自分が何ができるのか、また何をしていくのかを打診する方針に
注力し、薬剤師としての年収を10万円でもあげるような努力することが
大事だ。 また、もし貴方自身が薬剤師として転職を考えているのであれば、
現職場でのある程度の実績を作成していかないと2020年、または2024年あたり
の転職は難しくなると思われる。

その実績とは何か。

 

医療に実績、という価値観についての是非は別。このシリーズでの1の内容でも
書いているが、ご自身がどこまでサラリーマンになれるか、ポイントになる。
あなたは転職するのだ。
転職先の企業はあなたに労働相応の価値としての対価を払う。
薬剤師といっても、給与が会社から支払われているのだろう。
その給与、いわゆるサラリーはどこから発生するのか、
もう一度、腑には落ちない方であっても考えないといけない時代が来ている。

その利益の内容詳細はどこから来るのか考える。
・薬剤料からの差益(現在はほとんどない、また消費税が上がる為
さらに納品差益は圧迫し、中小規模の薬局では死活問題になっている)
・ジェネリック体制を推進した結果の後発品体制加算
(国が8割を目指しているので必ず8割を各企業目指したい)
その結果ほとんどGEになり、また同一剤形での品目数上昇いわゆる、
何が何でも先発希望の患者
ジェネリックとは名ばかり銘柄指定の処方医
(ただし薬効を狙ったデータ集計目的の場合がある)
適応違いの薬剤
OD錠などの製薬会社からのジェネリック対策の包装規格
等でジェネリック体制加算を算定したものの、うまく粗利益につながっていない、
(売り上げではない)逆に薬価単独考慮すれば差益の圧迫、在庫SKUの増加
(同じオルメサルタンでも、OD,一般錠、メーカー違いなど)、廃棄稼働率で在庫金額だけの分析をした結果、次回または2022年あたりでの調剤報酬改訂でもし ジェネリック体制加算の点数がなくなる場合、逆に赤字になってしまう、という状態も考慮される。

薬剤料中心の差益で稼いでいた時期はかなり昔に淘汰されてしまった。その代表が
大型基幹病院の門前薬局がいい例だったと思う。薬価の差益で利益が出ていないので
あればそこで利益を考慮して、給与を得るのか。
利益という言葉があなた自身の価値観で相違になるのであれば、
薬剤師の診療報酬請求の増加を考えなければいけない。

医院側も同じ。ありとあらゆる処置、検査項目、診断は無料では、行わない。
患者を前にした医療行為は、ほとんどの行為が診療報酬として請求される。
緊急でも往診でもかならず診療報酬として技術料が発生して利益になる。
かと言って医療の受け皿としての門である医院と薬局とは診療報酬のレベルが違う。
それは当然。しかし、ここで言いたいのは薬剤師側にも診療報酬が請求できる、
それを遂行しなければ薬局はアナタの給与をペイできなくなる、という事だ。

採用側と視点として、現段階では、あなたのプロフェッショナルな業務内容は
勿論評価する。例えば、各種認定、専門薬剤師、在宅での実績。
しかし、それだけでなく利益としてどのように直結するか、が昨今2014年あたり
から変化してきた。企業側の採用したい人選としてトップにランクしてくるのが、現段階の調剤報酬絡みの背景もあり、かかりつけ薬剤師が算定できる人材。 なのだ。
一方で算定条件等で(在籍日数)、算定できなかったメンバーもいるが
現段階の調剤報酬で、薬剤師がなんとか請求できる点数の中心なものは、
(在宅を除く)

・かかりつけ薬剤師
・重複相互作用等加算AB(Bの残薬調整よりもAを重視する)
・一包化加算
・服薬情報等提供料の算定(どちらのバージョンでもよい)
・ヒヤリハットへの報告(軽度なものではない)
↑これは利益に直結ではないが運営上はこの作業をきちんと行える薬剤師を募集する。
・分割調剤
等。
かかりつけに関しては、算定しているだけでなく、算定の上、どのような業務をしていくか、または過去にしていたか、が重要。算定だけ、漠然としていた、ではダメだ。算定しているのに残の調整がない、処方医への服薬情報の提供が一切ないなど、ご自身の薬局で当てはまらないだろうか? これはすでに指導事項であって、アナタの薬局が指導されていないのはたまたまであって、ただの幸運で放置されているだけだ。
この制度の批判はもっともだが、現状の制度設計では患者の為の薬局ビジョンの延長にいるので個人の批判は置いといて、是が非でも、かかりつけ算定に伴う残の確認服薬状況の管理等、やらなければいけない作業なのを理解したい。
現在の店舗でかかりつけに関するノルマまたはそれに類似した内容が嫌で転職をしても
(現実に存在している)、転職先では、おそらく同様にかかりつけに関して
何らかの運営方針がある。ない場合でも、ヒヤリハットへの報告、服薬情報などの対応、
かならずある為、調剤報酬に絡んだ運営に伴った転職だけは避けたい。
絡んだ、というのは上記のような、
かかりつけ算定や、服薬情報等提供について算定数について言及されている、ノルマが
あるなど。
しかしこのような内容だけでの転職であると、次回の職場でも同様なことが今後発生し、今後さらに調剤報酬について厳しくなる可能性の方が高い為この内容で転職しないことが重要である。 大事なことなのでもう一度記入しよう。

調剤報酬に絡んだ運営に伴った転職だけは避けたい

もう一度言ってしまったが、おおむねこの種の転職が多いからである。
それは現職の運営部からの説明が少ない、またはあなた自身の調剤報酬を背景とした
薬局のあり方、薬剤師のあり方が記入された患者の為の薬局ビジョンを根底とした
厚生労働省の方針を理解していないからと思われる。

転職についてはシリーズの1でも書いたが、
厚生労働省の方針、企業側の利益体質についても考えて行動しなければ
高給与を伴った転職は難しいだろう。

 

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次回につづく。

薬剤師転職に関する過去記事一覧はこちら。
薬剤師転職の流れは毎年変化。
旧来行われていた、履歴書だけでの提出では転職は、なかなか
難しい。良い薬局転職先を探す。その為のウラ情報記事。

薬剤師転職ウラ情報 最新記事一覧

 

 

 

 

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