薬剤師転職について

薬剤師転職2019。転職と採用側の秘訣 4/4

長々と今回のブログ記事では薬剤師の転職について多用な
ポイント、うわさ、状況、おすすめ等、内容を入れてきたシリーズになる。
これは転職を特に考慮していない薬剤師でも、また新卒の方、薬学生で
あってもある程度はこのブログの記事を読んでおくことが業界動向の
把握なので読んでほしい。
今回はシリーズ最終の4、なので転職動向以外、業界動向の動きにも
注視してブログに記入している。

薬剤師転職2019。転職と採用側の秘訣 シリーズ1 2 3の続きになるので,
気になる方は過去のブログから参照されて頂きたい。

3のポイントはこうだ。

調剤報酬に絡んだ運営の会社の支持が嫌または
納得のいかない内容に伴った転職だけは避けたい。

齟齬があるといけないので前回のエピソード3を読んでもらいたいのだが、
ある程度一定数、命令形の指示だけで何も会社の運営、や方針状況が不透明なまま
命令系統指示だけで薬局運営されている企業も多い。
しかしその運営とは、 実際ほとんどの薬局では、
特別な薬局製剤、 地域包括からの本当の面分業が進んでいる(集中率6割以下)、
在宅が多い、訪問看護が中心になり絡んでいる、OTCの販売と粗利益が好調、という 面分業型薬局と、一致団結方チームワーク勤務でされている薬局薬剤師でない限り
往々として、調剤報酬改定に伴う、利益水準圧迫改善の指示だけの運営方針になる。

指示の詳細を理解させ、把握させるのは困難を極める。
過去の記事、の内容の既出にはなってしまうが、
(またはこの記事、考えたことがある?薬剤師の診療報酬について
さて本題だ。指示は具体的に何か、だがおおよそ小規模薬局または
中規模(指示がいきわたらない)の薬局で発生しているのが、

**を可能な限り、算定すること
(**については、かかりつけ、服薬情報等提供料、重複投薬相互作用等加算)など
**を行う事
(残薬確認、ヒヤリハット状況の提出やヒアリング、収集、PMDAへの報告)

をいう端的な指示が多い。
それが耐えられない、理解できない という内容がこの1年多かった。

薬剤師の業界は、大手のドラッグストアのような縦割り業界での勤務経験がない限り、指示に慣れていない、というか、全く未経験のまま年齢だけ重なっていることが多い。
極めて大手の場合、または一部上場の場合は、運営内容が社会的調剤報酬のモデル基点となるため、あらゆる調剤報酬における行動が注視されている背景により同様に、基本的に ぼ評価マイナス査定(できているのが基本、突出してきて評価される)での厳しい(とこの業界では言われるが他業種では、薬剤師の業務査定は甘いと言われている)勤務経験により、この手の業界または病院あがりの中途で固めている企業は比較的支持運営がスムーズだ。

結局は かかりつけ算定に関し 会社からの指示で疑問を感じても、その内容の
ウラには、個人社長自身が決めた制度での運営ではなく、調剤報酬という白い巨塔(白いかどうかは別だが)からの運営指示であるのを理解しなければいけない。
調剤報酬というのは、 作業における点数、いわゆる報酬体系である。
その薬剤師業務における、運営対利益追潤をしなければいけな背景が必ず根底にあるので
そこを忘れずに今後は勤務しなければいけない。

このブログでの内容で一貫して記入している内容のひとつが、

 

薬剤師が算定できる、診療報酬による利益水準の向上である。
これが難解で各地方の薬局管理、社長薬剤師、運営、本社は頭を悩ませている。
各地方では、そんな各種算定(いわゆるかかりつけ算定、服薬情報等提供、在宅、残薬調整)をせずに、患者のためだけに、勤務している、算定はしていないけど同等のことを
無料で行ってます、作業は患者満足を高めるだけに行っています、と打診している
薬剤師もいるのは事実。 それをうまく理解する(またはあなたが管理者であればさせないといけない)。 一緒になって、調剤報酬改定の文句を言い続けてもダメだ。
何も生まれないだろう。 過去は、または8年前等であればその価値観でも
薬局は生き残れた、そういう時代もあったのは事実なのは認める。 しかし今は全く違う世界になってしまっている。
かかりつけ算定、服薬情報等提供の回数、(トレーシングレポートでもある)
重複投薬相互作用等加算の算定、ヒヤリハット機構への報告
これらは、厚生労働省の指示により吸い上げられている。

あなた自身が如何に、日常の薬局業務の煩雑さにおける内容で
上記の報告、提出、かかりつけ算定の疑問からの拒否をしたとしても、
これらの吸い上げ、からの月平均算定件数により、
何もしていない薬局(薬局薬剤師)として判定される。

[chat face="man4.png" name="" align="left" style="type1"]判定されて何?わしそんなん気にならんよ[/chat]

ちなみに、このブログで何度も登場している患者のための薬局ビジョンからの
全国の昨年のテーマ事業採択だけでこれだけある。

上記をみてとれると思うが、これが、薬局全体のおおまかな全国的な流れになる。
かかりつけに関しては、地域によって動向が怪しい、と一定数言っているのも事実だが
全国ではきちんとかかりつけに伴う薬局推進事業、を栄養士、他職種をはじめ
巻き込んで遂行されているのである。
この流れが、それぞれの葉先である薬局業務につながっているのは間違いないのである。
詳細を見ていくとほとんどの地域で、かかりつけに関するテーマ事業、
他職種からんだトレーシングレポート事業のテーマ演習を行う。

地域の面薬局として機能役割としての作業算定、いわゆる
かかりつけ算定、トレーシングレポート、他職種連携からの在宅、
健康サポート推進(まだまだ普及はしないが)、ヒヤリハット報告の練習を行うのである。
作業はしているか、実数として吸い上げれないのであれば厚生労働省としては
具体的な方針や骨太案を建てることができないので、かならず実数として定点観察ができる政策を行う。そのため、各地域では、地域のかかりつけ、またはとして要になっているとしての証拠が俯瞰的に判断できるトレーシングレポートの実数、または
服薬情報等提供における実数を求めていくのである。
そのため、それらの かかりつけ算定、または服薬状況等算定提出を行っていない
(と判断される)場合、それらの薬局には、薬局失格としての烙印を押す、というのが
この2019年の春先から行われた会議の内容になる。
そのためこれらの活動ないように疑問や難点を見出しての転職をしようとも、
現状の会社の説明が不足しているだけであって、また、現時点で在職している
薬局運営が甘いだけであって、転職先または数ヵ月後の近いスパンでの先では
必須の作業になるため、こういった事情で転職すべきではないし、またこれらの
算定を行っていないのであれば早急、(遅いくらいだ)に算定していくことが
重要どころか必要不可欠な算定内容になる。

先日の5/15に行われた協議会での、

調剤偏重の薬局が自然淘汰される報酬を、

という内容はここに現れているのである。

 

 

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