かかりつけ 調剤報酬改訂

かかりつけ算定に伴う否定意見は変えるべきな理由

2018年 調剤報酬改定前にこの夏にやるべき復習1
今回の薬剤師記事は無料記事です。

2018年 調剤報酬改定が迫ってきました。
この非繁忙区間に社内整備、社員の不平不満の交通整理をしておかなければいけません。
(過去記事参照)
このブログで通年書いてきたとおり、内部整備と社員教育、モチベーションの確認、
社員面談をしないといけない区間になっています。

ジェネリックに関しては2年前の厚生労働省の政策予想通り、73パーセント程度から
80%へのシフトが明確になっています。 

近々3ヶ月、処方の波や変動がある店舗での6ヶ月平均での8割ものジェネリック変更には、
多大な努力が必要になってきています。7割から8割への変更は面受診が進んでいる店舗では
かなりの労力が必要と予想されます。

その為、薬剤使用量一覧から詳細にGEに変更していく方法、グループ通しでの在庫を圧迫しない程度での
在庫の共有、と今後は忙しくなってきます。 
GEはなるべく統一での在庫設定はもちろん確実に行わなければいけません。
(店舗によって、明治、サンド、EE,などは今期は少しずつ在庫を削減し
、開封品販売などで縮小削減対応する。グループで会議して、揃えていきましょう。)。
どの銘柄にしてくかは、よく動くGEを選択的に選び、本部等で統一していけば作業的には全く大変ではないので、まだやっていない店舗では進んで行う作業です。

過去はDR主導でGE銘柄指導があったようですが、
これからの時代、もうそんな事をしていては薬局が破綻していきますので、
それは門前との信頼関係の為、GE変更でそこでNG出すような関係は、
一度薬局との関係や、訪問回数等、再考慮しなければいけません。

医院側としては薬局の調剤報酬改訂の内容等、把握してる医師は皆無ですので、説明しましょう。
 2018年の4月前後から、いきなり説明してはいけません、変更の準備等、
半年かけてこれから変更してくべき 薬局政策です。
ただ、地域によっては処方せんの備考欄に、GEの銘柄は以下3店舗であれば変更可、
と書いてくる病院もあるとのことで、一筋縄ではいかないのが医師会です。

かかりつけ算定に伴う動きの整備も今一度、精査して一つずつに行わなければいけません。
なぜ、このような動きになるのか、どうしてか。 
社長、管理薬剤師は従業員のWHYに的確に答える準備が必要です。 
文句を同じように言っても意味がありません。
 対人業務の渦に巻き込まれているのが薬剤師業界です。
政策も混沌としますが、それぞれの時代に乗って運営しなければいけません。
そのスキルが今後の薬局運営と、転職した際の薬剤師のスキルと忍耐力になるのですから。
 
具体的には、算定要件を復習しましょう
・薬剤服用歴管理指導料に係る業務
・ 患者が受診している全ての保険医療機関、服用薬等の情報を把握
・ 担当患者から24時間相談に応じる体制をとり、
患者に開局時間外の連絡先を伝え、勤務表を交付(
やむを得ない場合は当該薬局の別の薬剤師でも可)
・ 調剤後も患者の服薬状況、指導等の内容を処方医に情報提供し、必要に応じて処方提案
・ 必要に応じて患家を訪問して服用薬の整理等を実施

薬歴に関しては、 副作用、DSUの確認、 検査値への反映は必須です。
かかりつけ算定に伴い、内科重複処方等で一度も検査値を薬歴に反映していないなどアウトです。
 また、頭書き等の詳細の入力をしていっていますか?これからの個別指導の案件は、
頭書を如何に記入しているか、 が重要です。何の副作用がないのか、
病歴と薬剤の因果関係の否定、基礎疾患、生活スタイル詳細に記入していってください。
大変などという文句は行政には全く関係ありません。 
算定要件に明記されている為、今後はかならず指導される内容になります。

また、調剤後の服薬状況、体調管理追従した患者の健康管理の件ですが、
 3月31日の中医会議で明記されました、そう、 
【平均して月1回以上の服薬情報提供を行っている】が2018年は考慮する、という事。

つまり、かかりつけ算定し、さらに、服薬情報20点 または算定はしていないが、報告している、
件数について言及さえされています。 
服薬20点を算定してないが、報告はしている、というのは、実際現場ではあると思います、
しかし現状の薬剤師の診療報酬で算定できる点数の一つになりますし、
また、役場が今後その平均してきちんと報告している件数を具体的に提出できるツールとして
履歴を残しておく為にも、絶対に算定するべきです。

ありとあらゆることがあり、ここまででも、疲れと多忙を感じると思いますが、
文句を言っても、主張しても何も始まりません。か
かりつけ算定した患者に迷惑がかかるだけです。制度時代はスタートしています。 
企業によっては大きくこの、 かかりつけ制度に注力しています。
 薬剤師全員が、多忙を疲労と不安を感じている中、算定しています。 
これからは必ず、かかりつけ算定 をベースに制度に腰入れが始まります。
遅い時期に躍起になって参加してももう時は既に遅くなってしまっています。
(かかりつけ1患者-1薬剤師、かつ算定に関しては他科受診患者に限る、
など明記される可能性もあるのではないでしょうか。)

この夏は、 かかりつけ算定にともなう薬局内の整備、交通整理をしましょう。
かかりつけ算定は今後ベース算定になる可能性もあります。 
回数によっては調剤報酬の点数も絡んでくるかもしれません。

 あなたが薬剤師でもし、かかりつけ算定に関して意見が否定的で、
2018年や2019年に転職しても、転職先では かかりつけ算定が必須の企業の方が多数をしめるでしょう。 

さあ、かかりつけに関して意識を変えて始めますか? 
まだ否定的な意見を出しながら、算定せずに調剤しますか。
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