かかりつけ薬剤師における資料。
これは薬局運営側が準備しなければいけない。
一番悲鳴をあげていたものはいわゆる同意書だが、そんなもの現場としっかり相談して
本部運営側は作成していれば早かっただろう。 一番怖いのは、あまり現場にでない薬事部が
作成して一斉配布してしまい、あとはほったらかし、
または現場と本社の意識の違いで現場が勝手に作成修正してしまうことだ。
たたき台で社長薬剤師が【かかりつけ薬剤師同意書】を作成して早め早めに会議し、
決めていくことが重要。
日本薬剤師会のHPでは、かかりつけ薬剤師の同意書、勤務表、説明文書がある。
かかりつけ薬剤師 資料(同意書など)
同意書のみの作成をしている薬局薬剤師がいたが、あれは現場的には良くないかもしれない。
薬剤師の説明によっては、かかりつけに伴う調剤業務の説明の差が大きく出てしまう。
レベルを最低限一定に保つためにも、同意書には説明文書を一緒にすることをおすすめする。
また、視覚的に説明しながら、チェックを入れたりする作業も必要になる。
日本薬剤師会の同意書では、今までの薬局業務とはどう違うのか、
をもっと具体的に入れ込んだ方が良い。
ポイントを考えてみる。
・処方医と連携とは具体的に何か
・この同意書は断れば何か自身に不利益を被るのか。
(同意書など誓約書のように感じ、抵抗を与える予想をする)
・必要に応じて連絡、重要な情報とは何か
(PMDA?周知すべき副作用?)
→これについては、小児科では、初めての薬は不安でいっぱいであるので
飲めたか、翌日など電話対応すると喜ばれるだろう。
117などの精神系の薬の副作用、ハングオーバーの確認。
・正直3については表示するべき内容なのか。(1と内容の相違をまとめるべき)
・カラーで印刷できる費用がある薬局はグリーン(淡い)または
ブルー系の信頼カラーで枠組み、印刷アイキャッチにすべき
(まるで喪)
・文章の書式は一体化にする、枠で書式を変更しない
・1人薬剤師の店舗は、今までと業務内容が変わらない可能性がある
→その店舗には、すぐ現場にいき、どうやって算定していくか会議を行う。
無給での配達、サービスでの電話対応など日常的に行われている。
そういう昔ながらの薬局では、あたりまえの内容であることを考慮し、
患者さま自身へ正直に今回の制度を相談してみると、いいだろう。
→明確化された事で、患者側は非常に喜ぶことになる。 同意書を締結したことによる
安心感、信頼感につながるだろう。
今までは、申し訳ない気持ちでお願いしていた患者も以後はさまざまなお願いをしやすくなる。
・同意書なので、患者様本人へ必ず控えをお渡しする
・勤務表についてだが、これは非常に難解である。サポート薬局の基準条件では
勤務表については薬局に張り出す、まで記入されているがいかがなものか。
シフト状況により、会社状況で15日締シフト、1Mシフト、20日締シフト。
状況に応じ、申し出がある限りシフトは渡さないでいいであろう。
今回のかかりつけ薬剤師制度及び、同意書については
次回改訂で言及されることもあるが、そこはメンツの厚生労働省。
現場が何を逆らおうとも現状は2年間やらねばならない。
混同してはいけないのが、
なんとしても かかりつけ薬剤師を算定する! という事。
これでは本末転倒であるので避けたい。
現場の薬剤師と患者の距離をさらに近く、
そして薬剤師自身がさまざまな医療アクティブに参画できるように
なっている点を見据えて欲しい。
いずれにしても、
かかりつけ薬剤師を算定させるなら、私はやめます、というような
薬剤師は、さっさと淘汰され免許返納して頂きたい。(極論)
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