先日の2017年11月16日に
内閣系列での調剤技術料をテーマに議論が行われています。
これはまさしく異例な事にあたり、いかに現在の社会福祉への
税金の投入、オーバーしつつある予算の絞込みを徹底して訴求されていく姿でしょう。
予算、費用等についてもかなりムダな予算、謎の資金導入がありますが
極めて着手しやすい医療費。その中でも調剤報酬。
医師会が鎮座する社会構造の中で底辺と言われる薬剤師の国会での
幅利かせが如何に肩幅が狭いか想像が容易であります。
調剤報酬改訂前になると必ず薬局の不祥事がリークされ、
ありとあらゆる雑誌、新聞社が取りあげ、薬局運営について問題提起、
ぼろもうけ主義 など揶揄。
そのような社会情勢の中、EBMや論文会等、奮闘している薬剤師さんも
おられ、本当に頑張っていかなければいけません。さて、今回の行政改革推進会議の薬局業界のコアは以下になります。
- 調剤技術料はどのような評価体制での設定なのか。具体的に。
→薬局のどのような機能、付加価値を評価しているか - 院内処方と院外処方のコスト差について言及。
院外処方で生じる幅のあるコストは、付加価値に照らして妥当な水準か
(暗に、院内処方にしたい、という医療費削減の方向性を示しています) - 薬局の果たす機能、薬局の形態による収益性の差異の妥当性
現在の調剤基本料の設定は、本当に正しいのか
(医療費削減として次年はなんとしても削減したい)
非常に恐ろしい行政会議。いわゆる
見直しが必要な事業ですよ、薬局事業は。
と内閣を筆頭に言われているという事です。
また、行政会議の中で、
かかりつけ薬局、かかりつけ薬剤師制度は、調剤報酬算定から判断して機能していないと推測される。
調剤報酬を見てみると、ほとんど技術料の算定してないでしょう?前提の2割以下。つまり、前時代的な調剤の流れをしているだけで、患者のための薬局ビジョンを周到せずに運営している、つまり、薬剤師自身の診療報酬(かかりつけ、服薬20点、外来服薬支援、在宅、等)は請求していないのでは?職務的にどうなの?
と言われてしまいました。
また、 調剤基本料と薬学管理料の違いは、何か、薬剤師としての業務として
明確な違いと付加価値はあるのか、それは具体的に何か?
そもそも、調剤基本料の中に薬学管理料を組み込むべきじゃないの?
このようなニュアンスの談義がされてしまい、
まさに 四面楚歌。
そりゃそうでしょう、
四面楚歌にする為の2018年調剤報酬改訂準備の会議です。
つまり、
今後の調剤報酬改訂は予想するに、
調剤報酬請求において、
極めて具体的で、明確な付加価値のある請求、
運営をしている薬局を評価する
という事でしょう。
2017年の11月、この非繁忙期にいわゆる
おさぼり していた薬局、管理薬剤師は急いで
わかりやすい 患者の為の薬局ビジョンに沿った
請求をしなければいけません。
日頃の全国的に見られる不平不満を上げます。
これはどの地方でも同じでは・・と体感的に感じてます。
・毎日忙しい!電話対応、在宅、サービスODPしています。
・かかりつけ算定なんでもっての他、今までと同じサービスしています
これから算定するなんて無理。
・服薬情報等提供料?そんなのやってる暇ない!門前の先生にも
提出なんて忙しいのに。そもそも薬歴に・・・。
・かかりつけなんて反対、私はそんなの算定しなくても選んでもらっています
↑このような日頃の運営の結果、
現状のような調剤報酬改訂会議になってしまっています。
不平不満を言う前に、
薬剤師ご自身が日頃行なう 調剤、投薬の流れからの
忙しい対応、顧客サービスである診療報酬をどうぞ胸を張って請求してください。
なぜ安い、無料が一番と思うのでしょう?
無料の顧客サービスは、必然的に事象全体を低質な状況に追い込みます。
無料、格安、ランキング好きなのは 日本だけです。
ユニクロもうまいビジネスモデルでやっと値段を適正価格に近づけてきました。
医師が無料の診療報酬を行ないますか?
ここ数年で薬剤師ができる請求業務が
かかりつけ、 服薬情報等、在宅、緊急調剤、
外来服薬支援、分割調剤。多岐に渡っています。
現場の薬剤師が、無料で日々奮闘して同じような作業をしても
行政としては、
そんな忙しいのに何で請求しないの?理解できない
程度です。
行政として、 薬局機能として、俯瞰的にみて判断できる
付加価値のある薬局サービスを展開しつつ、かつ面で受けている(集中率の言及)薬局を評価します、
ということです。
すぐさま、今日からご自身の正当な請求業務、いわゆる かかりつけ等を算定すべきです、
2018年は、
何も算定していないけど、実は本当に頑張ってるんだよ薬局
なんて見向きもされず、倒産します。
ひとりよがりの、燃え尽き症候群薬剤師になってはいけません。
国も貴方を見ていません、社長も見ていないかもしれません。
薬剤師による薬局運営術ブログでした。