薬局薬剤師の関係のある法規全般で大きな動きがありました。
それが、改正薬機法。
ぶっちゃけ、中小規模の薬局対象では正直何が対象なの・・
なんとなく日経DIの記事などでは見てるけど・・・正直現場優先で
記事をしっかり見ていない・・など発生していませんか??
改正薬機法の不安
こんな感じになってませんか?
改正薬機法はみなさん薬剤師を守る法律。
必ず頭に入れておくだけで今後の業務対応、薬剤師業務に大きな変化が出ますので
絶対に読んでおくようにしておきましょう。
今回、次回の流れで改正薬機法について記載していきます。
注意
今回の改正改正薬機法は絶対に頭に入れておくこと!
今回のくじら薬剤師ブログ
- 読むだけで理解できる超絶簡単理解。改正薬機法
- みんな知ってるアプリ「添付ナビ」使い方
- 改正薬機法のまとめとポイントの抜粋(次回のブログ)
現場直結。薬機法の動き・そのまとめ
時間がない薬局薬剤師さんのために、薬機法のまとめを記載していきます。
まとめをおおよそに見ておけば、現場で対応を苦慮したり、
謎の開設者の指示に対して薬剤師の立場と免許を守ることができます。
まずは、改正薬機法のおおよそな流れをまとめましょう。
改正薬機法のまとめ抜粋
- 2021年8月から添付文書は電子化され、紙の添付文章は原則廃止
*今回のくじら薬剤師ブログではここを解説します - 責任の権限の明確化
- 管理薬剤師の権限
- 意見書の提出が可能
- 薬局運営における書類、帳簿関係の整備の徹底
- 手順書、指針における動き
- 中間管理職よりも管理薬剤師の責任と権限重視
今回のブログでは前半部分である、
紙の添付文章の禁止。もう把握されている方も多いですが
再度復習しておきましょう。
添付ナビのアプリの使い方も解説します。
医薬品と同梱されている紙の添付文章は原則廃止
改正薬機法で医薬品に同梱されていた添付文章は電子化されることとなり、
2021年8月から紙の添付文章は原則廃止となっています。
常に最新の情報にアクセスするためには仕方ない措置ですね。
具体的に添付文章の電子化に伴って、どうやって添付文章をみるのか
流れを再度復習しましょう。
step
1箱につけられたバーコードまたは二次元コードを探す
step
2スマートフォンやタブレットのアプリで読み取る
step
3電子的に閲覧する
この流れであれば、添付文章をみることは簡単ですよね。
かなり急いでいるときには、スマホ等を利用してワンクッションおく事が
面倒なこともあるので可能であれば、紙との併用が望まれていましたが
薬機法も絡められているのでそのあたりは難しかったのでしょう。
電子化された添付文章閲覧するメリット
電子化された情報を閲覧する場合、添付文章だけでなく
ほかの情報も最新のものをみることができるのでメリットも多くなります。
内容項目としては多数あります。
電子添付文章閲覧内容項目
・電子化された添付文書
・患者向医薬品ガイド
・ワクチン接種を受ける人へのガイド
・インタビューフォーム
・医薬品リスク管理計画(RMP)
・RMP資材
・改訂指示反映履歴および根拠症例、審査報告書
・再審査報告書
・最適使用推進ガイドライン等
最適使用のガイドラインが現場的には重宝したりする場合も多いと予想します。
添付文章の閲覧アプリ公式がある。
添付文章の閲覧アプリには公式のものがあります。
もちろん、アンドロイド、アイフォン系のアプリにも対応してるので安心。
ポイント
添付文章の閲覧アプリの名前は「添文ナビ」
アプリでのバーコード読み取りになりますので、
各種のアプリOSのアップデートは最新にしておく必要があります。
薬局で時々「あまりに古いデバイス」を使ってる場合がありますが
これらは最近では使いにくくなっています。
この添付ナビというアプリもそうですが、オンライン服薬指導における
業務でもOSは必ず最新のバージョンにする必要があります。
参考:添付ナビのOSのスペック
(最新のものにしておきましょう)
【Android 版】
・OS バージョン:Android6.0 以上(Go エディションを除く)
・発売時期:2018 年以降 、ビデオ解像度:1080P 以上、 RAM:4G 以上
・CPU:snapdragon650/MT6753 以上
・その他:Auto Focus、手ブレ補正、フル HD 撮影(1080P)対応
【iOS 版】
iOS11 以上、 iPhone7 以降の機種
添付ナビのダウンロードは以下となりますので
早速入れておきましょう。
実際の添付ナビの使い方詳細をチェック
では実際に、添付ナビの使い方を見てみましょう。
スマホ等でアプリを立ちあげて、バーコードを読み取る。
一瞬で行うことができます。
立ち上げたら以下のような薬品説明画面になります。
画面最下部に、以下のような文字列が現れます。
・添付文章
・スキャン
・関連文章
添付文章はもちろん該当医薬品の添付文章ですし、関連文章としては製薬会社がPMDAにおける情報と紐付けされていれば、その該当ページを参照することができます。
スキャンボタンは、文字通り次の医薬品の添付文章を閲覧したい場合にカメラに切り替わるボタンとなります。
添付ナビの設定でこれはやっておきたい「添付ダイレクト検索モード」
添付ナビを利用するシチュエーションとして、多くの場合「添付文章を閲覧したい」。
これがほとんどです。場合によりスピーディーに閲覧したい場合も多くないですか?
起動して、バーコード読み込み、さらに添付文章をクリックしていくって
わずらわしいですよね。
それをサクっと解決してくれるのが
添付ナビで設定できる「添付ダイレクト検索モード」。
これですばやく添付ナビを立ち上げてから、添付文章にアクセスすることができるでしょう。
医療用GS1の対象エラー表示をONにすることによってさらにこの添付文章のみ、
にアクセスを容易にすることもできます。
まとめポイント
さくっと添付ナビで検索するなら添付ダイレクト検索モードを設定するのがおすすめ
添付ナビの便利な機能
添付ナビのさらなる便利な機能として、閲覧した添付文章をメール等で送ることも可能です。
リンクがあればメールで送らずとも、いろいろなスマホでの共有システムで送ることができそうです。
参考として、添付ナビの問い合わせ先を記載しておきます。
参考
添付ナビ お問い合わせ
· アプリの操作に関する事項
GS1 Japan ソリューション第1部 ヘルスケア業界グループ tenbunnavi@gs1jp.org
· 医薬品のバーコード、表示されるデータに関する事項
日本製薬団体連合会 添文ナビサポートデスク gs1-support@fpmaj.gr.jp
(※メール送信の際には、全角の"@"を半角の"@"に入れ替えてください。)
· 医療機器、体外診断用医薬品等のバーコード、表示されるデータに関する事項
一般社団法人日本医療機器産業連合会
※お問い合わせの際は、メールにて所属(医療機関名・企業名等)
・氏名明記の上、お問い合わせください。
本アプリは、 医療従事者用のアプリですので、一般の方からのお問合せには答えられない場合もあります。また、製品個々の添付文書の記載内容等や関連情報の内容に関するご質問・意見は、製造販売業者にお問合せください。
参考:添付ナビ公式サイト引用
コラム
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保険調剤の理解のためにの内容もまだ読まれていない方は
以下のブログ記事はぜひ参考にされてください。
最近の保険調剤は激動の流れです。薬剤師の転職対策としてもこれらの範囲を頭にいれておくのはかなり重要になります。おすすめの記事になります。
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読んだことのない資料。「保険調剤のために」その1
薬局薬剤師として働いているのに意外と見られていない資料。 それは、厚生労働省が毎年毎年律儀に発表される「保険調剤の理解のために」。 地域によっては薬剤師会で配布されている「保険調剤の理解のために」。 ...
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