2016ver 調剤報酬改訂

かかりつけ薬剤師に伴う内部問題

勉強会をする前に・・

薬局での勉強会、 外部研修をする前にさまざまな事を考えなければいけない。
薬局グループを運営する上で、
薬剤師-----本社(もしくは社長、中間管理職)の雇用の関係の大原則を念頭においてほしい。
従業員に変わって、欲しい、変化した時代に沿った薬剤師になって欲しい、との思いで
薬剤師社長が口をあけているだけでは、絶対に変わらない。

上述するように、
個人経営の薬局でない限り、 薬剤師 -- 運営 の関係は雇用した瞬間から発生している為、
薬局社長(または経営幹部)の責任として、勤務薬剤師のキャリア責任は全てグループの
上層部にある。
このブログで何度も言うとおり、薬局は多種多様な情報が溢れかえっており情報の取捨選択を全くできない薬剤師が多い。薬剤師の専門性の勉強会の流れを組んであげるのも、薬局運営の意識改革で非常に大事な事である。

盛り上がらない薬局グループ、やる気もなく、受動的で否定的な薬剤師が多く非常に困っている職場が本当に多いのではないでしょうか。 薬局薬剤師運営部が、部下の管理薬剤師の文句を言うことは厳禁。
かかるべき行動は 1つ。

・薬局現場薬剤師と、 本社運営メンバーの、薬局を運営する上で価値観を矛盾させない事。

これに限る。

ただし、

数字的なものが本社には必須であったり、5年先や3年先のプランを考慮し、さらに保険的な国の流れを呼んで運営していくのだが、ここをすべて現場と一致させるのではない。それは無理というより無謀な方針であろう。
しかし完全な一致はかなり難易度が高く、メンバーの選定をしなければいけないがそのような会社はほとんど見たことない。 であれば、完全な一致や、上から価値観をトップダウンするような運営ではなく、この「2016年以降からは調剤報酬改訂もあった事なので、価値観、運営方針の共存、を考えたい。
価値観がずれているような会社に対し、自身の大切な時間を割けるだろうか。
人生の大部分を、価値観の違う会社に費やすのだろうか。
各管理職はよく自分に置き換えて考えてみてほしい。 自社の価値観とはいわゆる、会社としても目標設定もひとつの価値観であるので、意味のない社訓や、言葉だけの漠然としたような目標は掲げずに、平易な言葉とわかりやすい説明を心がけたい(未上場、中小規模は。)

かかりつけ薬剤師問題もひとつの価値観問題である。 会社の方針として、かかりつけ同意を取るのみ、の旨を説明してないだろうか。 なぜ取らないといけないのか? なぜ、かかりつけをしていく事が大事なのか説明しているだろうか。 もし、「昨今の調剤報酬改訂2016などで売上げがとても厳しく、粗利技術料をなんとか見込みたい」このような説明のみを行った場合、従業員薬剤師はほぼ納得していない・よくわかってないまま、現場でかかりつけ同意を行い、 患者自身までにもうまくメリットは伝わっていないことは容易に想像できる。
粗利も技術料も右肩下がりを伝えたい気持ちはわかるが、
薬剤師として今まで見えていなかった苦労している医療行為である
・悩み相談 ・ 度重なる電話相談 ・1包化 ・飲み合わせの確認と時間をかけた投薬
・しっかりした薬歴管理、ストレスの多い薬歴管理 ・ DSUの確認と薬歴への記入
・無料配達 、無料ODP ・地域貢献の為の疑義照会、相互連携 ・検査値から処方変更提案
これらの、「直接的ではない、診療報酬」として位置づけされた かかりつけ薬剤師。
メリットがないから やらない、 時間ないからやらない、 電話受け答え時間ないのでやらない、
こんなレベル1のような文句を言ってる会社は、早急に かかりつけに ついての 自社の価値観を
現場薬剤師に共存、沿った考えに方針転換をしなければいけない。

次回も、もう少し掘り下げて書きます。

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