2018年 調剤報酬改訂

当然、割合出してたよねそう、手帳持参率。

12月8日の中医協によって
薬歴管理料とお薬手帳持参率について言及されています。

お薬手帳に関しては、2年おきに、
自己負担金が高くなる 安くなる、と繰り返すという
(これは調剤基本料と申請状況によって違いいますが)
混乱した国主導の運営の為、各企業薬局では
徹底した、いわゆる 【とにかく持参させる方針】で
固めていたかと思っていましたが、先日のこの資料で愕然。

こんなに手帳持参率が低い薬局が
まだあるんです!!!!!!!!!!

データのとり方と分母に疑問も残りますが、
いわゆるこのような資料を用いて議論されているのも事実になります。

先日ある地域の企業の薬局に行った際、
なんと上記のように、データを出してもらうと
手帳割合(いわゆる持参率が年平均で3割程度)

このような事例がありました。

[chat face="man4.png" name="" align="left" style="type1"]この区域は高級住宅街じゃ。ほとんどの方が先発希望じゃし、そのような方達にお薬手帳なんて、もってのほか、指示なんでてきない、お願いできないじゃ。[/chat]

このような事でビックリしません。
もちろん、このような薬局は初めてではないので
他のデータも吸い上げて閲覧。

GE変更割合も3-4割程度
(これは医師の主導による可能性も高い)
医師への情報提供 0
かかりつけ算定も月1-2回又は0回
(知り合いへの算定が疑われる)
外来服薬支援 0回

※1日平均枚数は30-60枚程度、在宅数件あり/月

[chat face="man5.png" name="" align="left" style="type1"]このような事例は全国的にも非常に多く見受けられますので、いきなり算定しろ!手帳持ってくるようにしろ!ではなくて、内側のヒアリングをする必要があります。[/chat]

またこのブログを見ているのが、経営側ではない薬剤師さんであれば

[chat face="man5.png" name="" align="left" style="type1"]自分で勝手に決定している、いわゆる〔ないない病〕、できない、決めつける事はさけて、ぜひ今からでも手帳だけも患者様に懇切丁寧に説明してください。いわゆる富裕層の方が正直、手帳の持参率は高くある傾向にありますよ。[/chat]

[chat face="woman2.png" name="" align="right" style="type1"]勝手に決め付けてるだけで、本当は日々の不平不満や忙しさで、手帳の説明もせずに薬局を回してるだけだわ。普通に考えて、手帳は普及させるべきだもん。[/chat]

[chat face="man4.png" name="" align="left" style="type1"]ぐっ・・。[/chat]

上記の対談どおりで、
地域層、富裕層だから・・。
手帳なんてお願いできない・・。
整形だから・・。
急性期が多いから・・。

それは自分で決め付けているだけです。

GEがDRの特段の事由の場合、
会社単位で動くべきです、医師へ訪問し、
事情も説明して上げてください、何回も。

[chat face="man5.png" name="" align="left" style="type1"]いきなりお願いにあらわれるのではなくて、まずはDrとの関係構築が優先ですよ[/chat]

今回の対談でポイントは色々ありますが、
なんと日本医師会副会長が

各種加算が軒並み増点になり、
処方箋1枚当たりの薬学管理料が過去最高水準となった。
しかし、その効果はどうであったか。
その金額に見合うサービスになったのか、十分に検証されているとは言えない。

 

と、発言しています。医師会・・・。(これは政治も絡んでますので)

その為、今後も手帳持参割合を行政は抽出してきます。
ご自身の算定割合は、各企業とも1年以上前から算出しています。
ご自身の薬局はどうでしょう。

次回 調剤報酬改訂2018年で必ず触られます。

 

 

 

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